【青葉賞】オーナーに恩返し 2連勝中のヴェラヴァルスター

29日、土曜東京11レース・青葉賞(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ゆりかもめ賞1着のヴェラヴァルスター(牡3、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.2-52.5-38.4-12.8秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「前走は、馬の状態の良さもあったと思いますが、ジョッキーがロスなく完璧に乗ってくれましたね。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出して、ここを目標に調整を進めてきました。4週前くらいに厩舎に戻ってきて、それからもコンスタントに調教を重ねてきました。今日の追い切りは3頭併せの一番後ろからで、ひと呼吸置いてから仕掛けましたが、素直に反応していましたし変わらず良い動きでした。
レース間隔はあきましたが、ここを目標に調整してきていますし楽しみです。この馬のオーナーには、自分が開業したときからお世話になっています。これまで自分はいろいろな失敗をしてきましたが、それを咎めることもなく信じて任せてくださっています。育ててもらっているという思いがありますし、オーナーに喜んでいただける結果を出していきたいですね」

ヴェラヴァルスター

▲3頭併せで上々の反応を見せたヴェラヴァルスター(左)


前走、水仙賞4着のカカドゥ(牡3、美浦・奥村武厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.6-53.1-39.2-13.1秒をマークした。

【奥村武調教師のコメント】
「先週もジョッキーに乗ってもらってビシッとやっていますし、順調にきています。切れる感じではなかったので東京ではどうかと思っていましたが、前走で33.5の上がりを使ってくれましたし、あれなら東京の方が良さが出るのではないかと思っています。体はもっと増えてほしいですが、成長力のある血統なのでこれからどんどん良くなってくると思います」」

カカドゥ

成長力ある血統が魅力のカカドゥ(奥)