【ユニコーンS】豪快に先着 渋太さを生かしたいダノングッド

17日、ユニコーンS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、500万下を勝ち上がったタキオンレディー(牝3、栗東・柴田光厩舎)は花田大昂騎手(レースでは的場勇人騎手が騎乗予定)を背に坂路で終い重点の追い切り。前半の入りがゆったりしていた分、トータルの時計は地味に映るが、追われてからの反応は申し分なく、4F55.7-40.2-24.8-12.0秒を叩き出した。

「前半を15-15で入って、上がりをビシッと伸ばした。反応よく、いいラップで上がってこられてたね。うん、具合はいいよ。デビュー当初はテンにモタついてたけど、最近は行きっぷりも良くなってきている。引っ掛かるような馬でもないし、ゲートを出たなりで4、5番手ぐらいで運びたい。距離は何ともいえないけど、こなしてほしいね」と柴田光陽調教師。前走快勝の勢いと具合の良さでどれだけ戦えるか見ものとなる。


前走、500万下1着のダノングッド(牡3、栗東・村山厩舎)は助手が騎乗して坂路で併せ馬。1秒先行した3歳未勝利のサリュダムールを捕まえると一気に差を広げて逆に1秒先着。ラストまでビッシリと負荷をかけて4F53.3-38.9-25.3-12.5秒をマークした。

村山明調教師も「具合は良さそうですね。ええ、順調にメニューを消化できました」と仕上がりには太鼓判。「前走は少しフワフワすることがありましたが、ジョッキーがうまくカバーして乗ってくれました。距離はあった方がいい馬ですが、直線が長い東京なら対応できませんか。前半をうまく流れに乗せて運びたいですね」とコメントは色気たっぷりで、持ち味の渋太さを生かして粘り込みを狙う。