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【宝塚記念】アノ芦毛の怪物を知り尽くす男が緊急参戦
2015/6/24(水)
今週は春競馬の総決算・宝塚記念が行われる。達成すれば史上初の快挙、宝塚記念3連覇を狙う“芦毛の怪物”ゴールドシップに注目が集まっているが……宝塚記念の芦毛で思い出されるのは、1988年に南井克巳(現調教師)とのコンビで優勝したタマモクロスだ!!
先見の明で芦毛の怪物を作り上げた名伯楽
早い段階から頭角を現して注目されていたゴールドシップとは違い、タマモクロスは春のクラシックとは全くの無縁。未勝利を勝ち上がったのが4月前半で、2勝目を挙げたのは10月半ばという完全な遅咲きだ。2勝目を挙げた頃、ようやくその存在が認知され出し、菊花賞前に一部マスコミで“関西の秘密兵器”と持ち上げられている。
だが『無理をしたら馬が絶対にダメになる』と出走を見送る英断を下したのが、管理していた小原伊佐美(元調教師)なのだ。
後の名馬を掘り出した相馬眼はもちろんのこと、競走馬を見極める類稀な“先見の明”の持ち主であったのは、この英断を下した後、タマモクロスが鳴尾記念→京都金杯→阪神大賞典→天皇賞(春)→宝塚記念→天皇賞(秋)と破竹の重賞6連勝。しかも、勝ち抜け制度がなくなった天皇賞で、春秋の連覇はこのタマモクロスが史上初。距離適性を度外視した活躍を見せた史上稀に見る名馬だ。
1988年度にJRA最多賞金獲得調教師を受賞
1961年に坂口正二厩舎で見習い騎手となり、翌年に騎手免許を取得し、同厩舎から騎手デビュー。1977年に騎手を引退(JRA通算1814戦174勝)し、栗東・吉永猛厩舎の調教助手に転身。そして1979年に調教師免許を取得した小原伊佐美。
タマモクロスという名馬をターフに送り出すまでに8年の歳月を費やしているが、その長い歳月が大きな糧に。1988年度にJRA最多賞金獲得調教師を受賞し、調教師として“先見の明”が完全に開花した後も勝利から見放されることはなく、ロンシャンボーイ、ルーブルアクト、ホクセイアンバ、タマモイナズマ、タマモヒビキ、ナナヨーヒマワリなどの重賞勝ち馬をターフに送り込み、名実ともに名伯楽の地位を築き上げている。そして、2014年に惜しまれつつ、調教師を引退(JRA通算6550戦424勝)。
宝塚を芦毛を知り尽くす男がズバリ!!
「長かったような気もするし、終わってみれば短かったような気がします。もっとも思い出に残っている馬はタマモクロスです」
引退式でこう語っている小原伊佐美。宝塚記念の勝ち方を知り尽くし、昭和を代表する“芦毛の怪物”を作り上げた男が、“先見の明”で見極めたゴールドシップの評価とは?さらに、ゴールドシップを負かす可能性のある馬を“先見の明”でズバリ指名!!
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あくまで序章…小原伊佐美“真の情報”は
競馬ラボに加入することが確定した小原伊佐美ですが、この宝塚記念はあくまで序章。現役引退後も栗東トレセンに足を運んで後身の指導に当たっており、今なお現場とは親密な関係を築き上げています。むしろ、現役時より交友関係は広がっているほど。現役関係者から得る話は、トラックマンや競馬記者とは一線を画すもので、もちろん馬券の参考になるのは間違いありません。コンテンツ公開までもう暫くお待ち下さい!!
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