【2回小倉】マイネルカリスト…小平奈由木の注目新馬レポート

マイネルカリスト
(牡2、栗東・中村厩舎)
父:マイネルラヴ
母:アリエルビコー
母父:アドマイヤベガ

父はスプリンターズSを制したマイネルラヴ。この世代がラストクロップとなる。豊かなスピードを伝え、コンスタントに勝ち上がるだけに、数少なくなった産駒にも注目が集まる。
母アリエルビコー(その父アドマイヤベガ)は未勝利であり、目立った活躍馬を送り出せていないが、曽祖母のサムロマンスが米G1のフリゼットSやメイトロンSなど重賞を5勝している。HBAサマーセール(1歳)にて460万円で落札され、ラフィアンターフマンクラブにラインナップ。募集総額は1400万円だった。

ビックレッドファーム(真歌トレーニングパーク)の坂路でしっかり乗り込みを消化し、7月2日、栗東に入厩。16日のゲート試験を合格したばかりであるが、仕上りは早く、追い切りの反応も上々。十分に動ける態勢が整った。

8月1日(土)か翌日(日)、小倉に組まれている芝1200mに向かう。川田将雅騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。