【POG】アミーラなど土曜小倉トレセン直送トーク

●8月4日(土) 2回小倉1日目5R 2歳新馬(芝1200m)

小倉開催の2歳戦先陣を切るのは12頭。その中から7枠10番アグネスヒーロー(牡2、栗東・長浜厩舎)。生粋のアグネス一族で、 血統表にもアグネスの名がずらりと並ぶ。アグネス×長浜厩舎は往年の名コンビで、チューリップ賞を勝ったアグネスパレードが近親にあたる。レースでも騎乗する秋山真一郎騎手が追い切りに跨がり、CWでやや強めに追われ6F81.5-64.7-49.9-36.7-12.4秒という内容。

「今週はジョッキーが乗って好時計で動いた。仕上がりもいいぞ。ただ、大型馬で器用さに欠ける面があるの。小回り千二にうまく対応できればいいが」と坂本調教助手。やや消極的とも捉える事が出来るコメントも、調整内容には満足の様子。アグネス一族の世代初勝利へ期待がかかる。

2歳世代猛烈な勢いで勝ち星を量産するダイワメジャー産駒6枠7番アルーリングハート(牝2、栗東・松田博厩舎)は、川田将雅騎手が騎乗してCW併せ馬での最終調整。叩き一杯に追われ、もう一段階ギアを上げての出走。

松田博資調教師は「なかなか時計が詰まってこなかったから、今週はジョッキーを乗せてびしっと追った。その効果と血統面から芝の実践で変わってくれないか」とコメント。母、祖母ともに小倉2歳S(祖母は当時3歳S)を勝つなど、得意とした舞台でそのポテンシャルを見せる事が出来るか注目だ。

2枠2番に入ったのは、武豊騎手騎乗のアミーラ(牝2、栗東・牧浦厩舎)。父はスウェプトオーヴァーボードで、ダートG1・2勝馬トーホウエンペラーの近親。併せ馬での調整をたっぷりこなしている事からも順調さが窺える。

牧浦充徳調教師は「時間をかけて乗り込んできたし、本数も足りています。乗り手の指示に素直なタイプだし、いいスピードもありますからね。小回りコースも良さそう」と勝ち気十分。

最内枠に入ったのは藤岡佑介騎手騎乗のカガフルスロットル(牡2、栗東・飯田雄厩舎)。祖母のタイムフェアレディはフラワーCの勝ち馬で、最終追い切りはCWで行われ、馬なりのまま終い12.2秒としっかり伸ばしている。

「先週のプランもあったんですが、ジョッキーの進言もあって小倉開幕週のここへ切り替えました。その分、乗り込めてるし、仕上がりはいいですよ。ジョッキーもいい感触を掴んでくれています」とは飯田調教助手。調教でも跨ってきた藤岡佑介騎手がどのようなレース運びをするのか、注目したい。