【レパードS】ダノンリバティ初ダート「血統的に大丈夫」

5日、レパードS(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、鳳雛S10着のシンゼンガンプ(牡3、栗東・飯田祐厩舎)は師自ら調教に跨がり、CWで軽めの追い切り。3歳未勝利馬の外を併せ馬1.3秒追いかけ、6F86.0-69.0-53.0-39.0-12.4秒の時計で、0.1秒先着という内容。

調教にも跨った飯田祐史調教師は「古馬相手の1000万下か、重賞でも3歳馬同士か、色々と考えてここを使うことに。ええ、順調ですよ。今週はボクが乗っていい動き。ま、ケイコは動くんですけどね。準オープン級ぐらいの走りはできるんです。ただ、これが実戦に行くと力んでしまって。条件が噛み合えばもっと走れていいんですけど」と自ら確かめた馬の状態に納得の様子。前走は大きく人気を裏切る形になったが、巻き返しに向け調整は順調だ。


前走、白百合S8着のダノンリバティ(牡3、栗東・音無厩舎)は助手が騎乗して坂路での追い切り。終始一杯に追われ4F50.8-37.2-24.6-12.5秒の自己ベストをマークした。

管理する音無秀孝調教師は「いいね。クランモンタナを相手に楽に先着。時計的にも合格だろ。いい状態に仕上がってきてるよ。初めてのダート?適性がどうかだし、砂を被ってどうなるか。未知のモノが多いけど、この血統だからね。悪いことはないと思うよ」と中間から調整には手応えを感じている様子。兄弟はみなダート馬で、師が云うように適正に問題はなさそうだ。初めてのダートで、未知な部分はあるにしても、抜群の動きを見せた調教内容からも楽しみな1頭と言える。


前走、白百合S8着のライドオンウインド(牡3、栗東・木原厩舎)はM.デムーロ騎手が騎乗してCWで3歳未勝利馬を1秒1追走する形での併せ馬。馬なりながら6F84.1-66.9-51.4-37.8-11.8秒で0.4秒先着する内容。終いもしっかり伸びており状態の良さが窺える。

管理する木原一良調教師は「使っているし、輸送もあるからね。そ、ミルコに感触を確かめてもらう程度で。いい動きだったろ。ミルコもいいイメージは掴んでくれたと思う。前走はナイター競馬で不良馬場。ライトが水溜りに反射したのを気にしてたとこもあったから。良馬場、中央のダートでどこまでやれるかを見てみたい」と良馬場が見込めそうな当日の天気は味方してくれそうだ。