【小倉2歳S】レッドカーペット 高野師「チャンスはあると思って」

2日、小倉2歳S(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。前走、圧倒的なパフォーマンスで未勝利勝ちを収めたレッドカーペット(牡2、栗東・高野厩舎)は助手を背に坂路での最終調整。ゴールまで一杯に追われ、4F56.6-40.2-25.6-12.2秒をマークした。

前走は逃げて、ラスト1Fで更に後続を突き放すという強い競馬。今回は鞍上がC.ルメール騎手に替わり、どのようなレース運びをするのか注目されるところ。中間には自己ベストを計時するなど、順調さが窺える調整過程には好感が持てる。

管理する高野友和調教師は「先週までにしっかり負荷をかけてあるし、今週は予定通りに上がり重点で。ええ、人馬の呼吸があっていい動きでした。小回り、千二でどうかですが、現状はスピードが勝っていますから。うまく対応してくれると思うし、チャンスはあると思っての出走です」と話す。

高野厩舎の2歳にはポルトフォイユ、ロスカボス、レプランシュといった緒戦から高いパフォーマンスを見せた素質馬が集結。レッドカーペットが世代最初の重賞勝利を厩舎にもたらすか期待が高まる。