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【JBCクラシック】G1馬ミッキーファイト、さらなる可能性を求めて挑む一戦!
2025/11/2(日)
2つめのG1タイトルを狙うミッキーファイト
JBCクラシック
ミッキーファイト
田中博康調教師
——前走の帝王賞を勝って初の交流G1勝利をあげました。レースを振り返ってください。
田中博調教師(以下、田):クリストフに替わってからの2戦は「力を出し切る競馬をしてほしい」とオーダーをしていて、その通りの競馬をしてくれたと思います。自ら厳しい流れを作り出すような感じの強気な競馬で、正直ラクな競馬ではありませんでした。
4コーナーの辺りでは捕まってしまうかな、とも思いましたが、最後まで踏ん張ったのはこの子の強さだと思います。これまで戸崎さんが上手に大事に作ってきてくれたことが生きて、このように力を出し切る競馬ができるようになってきました。
——この中間の過ごし方を教えてください。
田:レース後にノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。南部杯へ向かうプランもありましたが、夏の暑さに強い子ではありませんし、疲労具合を考慮してJBCに目標を切り替えました。
——この中間の調整テーマは。
田:今回は4ヶ月振りでこの子にしては休養期間が長かったですし、良化がスローなタイプなので少し早めのレース5週前に帰厩しました。時間をかけてしっかりG1で戦うための仕上げをしていきたい、と考えていました。
——調整過程の手応えはいかがですか。
田:フィットしてくるまでに時間がかかりましたが、帰厩当初に比べればずいぶん良くなりました。ただ帝王賞のときと比べると、少し物足りなさは感じます。体の左右のバランスが良くなったのは、左回りを走るにあたってポジティブな要素です。
今も「右回りの方がパフォーマンスが上がる」という印象に変わりはありませんが、去年の「左回りは使いたくないな」と思っていた頃のようなネガティブな気持ちはありません。
——船橋競馬初参戦です。船橋1800という舞台適性への見通しは。
田:今話したように、この子にとって1番適正かというと、そうではないと思います。ただこれから先を考えると得意な舞台だけを選んで使う訳にもいきませんし、中東やアメリカへの参戦を視野に入れていくと、こういう舞台への挑戦は避けられませんからね。小回り、距離短縮でどんな競馬になるかですが、位置取りは気にせずリズム重視で行くかと思います。
——レースへ向けて意気込みをお願いします。
田:能力がある子だと思っていますし、今回はまだ途上かと思わせる状態ですが結果を出したい気持ちです。年内これが最後とは思っていませんが、まだ4歳ですし来年に向けて選択肢が広がるような競馬をしてもらいたい、と期待しています。
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