【ローズS】逞しさを増したオークス馬ミッキークイーン

16日、ローズS(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。オークス馬ミッキークイーン(牝3、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背にCWコースを単走で終い一杯に追う最終調整。4F53.9-39.0-12.6秒で軽やかに駆け抜けた。

「先週にもしっかりやっていますからね。けさは半マイルからサッと。休ませたことで馬がしっかりしてきました」と池江泰寿調教師も納得の動き。春はクイーンCで大きく減った馬体重の回復を促すためトライアルをパス。結果的には桜花賞には出走できなかったが、少しずつながら馬体重を回復させ、忘れな草賞とオークスを連勝。厩舎の底力を改めて証明してみせた。

その後の休養で馬体もフックラ。「トモの疲れをとりながらの調整でしたが、今期はそういうことがないんです。パンとしてきた今ならスタートも上手に出てくれるんじゃないかな。トライアルでマックスの仕上げではないけど、オークス馬として恥ずかしくない競馬をしたいですね」と自信を持っての秋初戦だ。

ここには桜花賞馬レッツゴードンキに加え、昨年の2歳女王ショウナンアデラが復帰。クイーンズリング、シングウィズジョイといった桜花賞、オークスのトライアル重賞を勝った馬も参戦し、秋華賞本番といってもおかしくない豪華メンバーが顔を揃える。3連勝を決めて不動の主役、そして更なる高みへ。逞しさを増したオークス馬の走りに期待が高まる。

ミッキークイーン