【セントライト記念】キャリア十分ミュゼゴースト「菊花賞を狙う」

17日、月曜中山11レース・セントライト記念(G2)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、ラジオNIKKEI賞2着のミュゼゴースト(牡3、美浦・大江原厩舎)は、柴田善臣騎手を背に坂路コースで追われ、455.0-40.2-26.4-13.3秒をマークした。

【大江原哲調教師のコメント】
「今日は坂路で終いしっかりやりましたが、動きは良かったです。トモの甘さがある馬で、春シーズンはそれが良い方に出ていました。今も甘さはありますが、それが力強さに変わってきた感じがします。馬体重は前走と同じくらいで出走できそうです。距離2200も大丈夫だと思います。外回りの2200は、行き脚をつけて良い感じで上がっていけそうですし、慌てて競馬をしなくても大丈夫でしょう。馬込みを嫌がることはありませんし、近くに馬がいると燃えるくらいですからね。

これまでも乗り方を指示したことはありませんし、今回もジョッキーの判断に任せます。ただ今回は距離が長いですし極端な追い込みでは馬が傷んでしまうこともあるので、良い位置で競馬をしてもらいたいですね。今回は一段とメンバーが強くなりますけど、これまでも力のある馬と戦ってきましたからね。菊花賞を狙っていますし、良いレースをしてもらいたいですね」

ミュゼゴースト"/

前走、3歳上500万下(6/28・東京・芝1800)1着のジュンツバサ(牡3、美浦・勢司厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.7-39.1-13.2秒をマークした。

【勢司和浩調教師のコメント】
「本質的には1800くらいが一番良いかと思いますが、先々距離に対応できるようにと考えながら番組を選んで使ってきたので、今回の2200でも走れると思います。これまでは内にササるところがあったので、左回りの東京にこだわっていましたが、調教で対応化させているので大分コントロールがきくようになってきました。

この中間もカイバを食べていますし、良い体つきをしています。元々力のある馬ですし、これから不安を感じるところがなくなるくらい成長していってくれればと思いますが、現状でも状態は良いですよ。今回はこれまでのなかで一番良い感じでレースに臨めますし、どれだけやれるか楽しみにしています」

ジュンツバサ


前走、3歳上500万下(8/2・新潟・芝2000)1着のロッカフェスタ(牡3、美浦・田村厩舎)は16日、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.8-52.4-38.4-13.3秒をマークした。

【田村康仁調教師のコメント】
「前走を勝った後は放牧に出して、テンションを落ち着かせてから厩舎に戻しました。中間も順調ですし、追い切り後の馬体も良い感じで仕上がっています。小柄ですが、動きの良い馬ですよ。気性の激しいところがありますけど、その分休み明けでも走るんだろうと思います。

切れる脚を使えるので、良馬場でやらせてあげたいですね。今週は雨が降っていますけど、月曜日には良馬場になってくれるのではないかと思っています。重賞でメンバー次第になりますが、楽しみにしています」