【ローズS】切れたタッチングスピーチがオークス馬を撃破

9月20日(日)、4回阪神4日目11Rで第33回ローズS(G2)(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の7番人気・タッチングスピーチ(牝3、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:45.2(良)。

2着には1馬身半差で1番人気・ミッキークイーン(牝3、栗東・池江寿厩舎)、3着には1馬身1/4差で2番人気・トーセンビクトリー(牝3、栗東・角居厩舎)が続いて入線した。

ほぼ横並びのスタートで1頭だけ立ち遅れたのがオークス馬ミッキークイーン。シングウィズジョイが押して先手を窺うが、外から桜花賞馬レッツゴードンキがハナを奪う。2頭の後ろはクイーンズリング、レッドカーラ、プレミオテーラーが続き、中団は大きな集団を形成。2番人気のトーセンビクトリーはその集団の後ろ、タッチングスピーチは後方2番手、ミッキークイーンは依然最後方で、レッツゴードンキが作った前半1000m58秒3の速い流れを虎視眈々と追走する。
レッツゴードンキが直線を向くと、内を捌いてクイーンズリングが接近、外から後方にいたトーセンビクトリー、タッチングスピーチ、そしてミッキークイーンも大外から一気に追い上げてレッツゴードンキを飲み込む。その中でも勢いに勝ったのがタッチングスピーチで、オークス馬を1馬身半振り切って秋華賞に名乗りを上げた。
2着はミッキークイーン、3着はトーセンビクトリーで、上位3頭が秋華賞の優先出走権を獲得した。

勝ったタッチングスピーチは8月8日の札幌で2勝目を挙げての参戦。春はチューリップ賞、忘れな草賞に挑戦してオープンの壁にぶち当たったが、夏を越し、忘れな草賞で後塵を拝したミッキークイーンを破っての重賞初制覇となった。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「ジーンとくる演説、人の心を動かすスピーチ」。

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タッチングスピーチ
(牝3、栗東・石坂厩舎)
父:ディープインパクト
母:リッスン
母父:Sadler’s Wells
通算成績:6戦3勝

タッチングスピーチ

タッチングスピーチ

タッチングスピーチ

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