こちらも連勝 ヤサカオディールが波乱を演出…セプテンバーS

9月26日(土)、4回中山6日目11RでセプテンバーS(芝1200m)が行なわれ、的場勇人騎手騎乗の10番人気・ヤサカオディール(牝6、美浦・水野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着にはクビ差で12番人気・カシノワルツ(牝5、美浦・二本柳厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・アブマーシュ(牝6、美浦・菊沢厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマルヨバクシン(牝3、栗東・牧田厩舎)は4着に敗れた。

ブルーストーンが好スタートを決めてハナを主張するも、内からヤサカオディール、サンブルミューズと押して先頭へ。続いてカシノワルツ、マルヨバクシン、シンジュボシという展開。アブマーシュは中団やや後方に位置してレースは最終コーナーへ。
サンブルミューズが手応えを残したまま先頭で直線に入ると、後続を引き離しにかかる。後続も一気に押し寄せてくるが、番手に構えていた、ヤサカオディールが残り100m地点で先頭を捕らえ優勝。2着には鋭い脚を伸ばしてきたカシノワルツが入り、ハンデ戦ならではの大波乱の決着となった。

勝ったヤサカオディールは前走の1000万勝利から連勝でオープン入り。前走まで12戦連続して勝ち馬から1秒以内の惜敗続きだったが、ここに来て本格化の兆しを見せる連勝劇。同馬の今後に注目だ。
馬主は志邑宣彦氏、生産者は新冠町の八木常郎氏。馬名の意味由来は「冠名+(白鳥の湖)の黒鳥名」。

1着 ヤサカオディール(的場騎手)
「具合はとても良かった。厩舎がいいかたちで仕上げてくれた結果です。軽ハンデでしたし、思い切った競馬をしようと思っていました。2番手から力強く抜け出してくれましたね」

(水野貴広調教師)
「52キロの斤量を生かせました。先行有利な馬場も味方しましたよ。東京向きではありませんし、ここでひと息入れます。また暮れの中山でがんばってほしい」

2着 カシノワルツ(二本柳騎手)
「実績がなかった中山でも結果を出せました。力を付けていますよ。このまま充実してくれれば」

3着 アブマーシュ(丸山騎手)
「がんばっています。状態が良かった。中山でも走れますね。こんな馬場が合っています」

4着 マルヨバクシン(川須騎手)
「前走と同様にいい位置取り。ただ、直線で前にスペースがなく、消化不良のレースになりました。脚は十分にありましたし、坂のあるコースでも走れますよ」

5着 サンブルエミューズ(戸崎騎手)
「いいリズムで運べました。もうひとがんばりできていれば」

6着 メイショウハガクレ(江田照騎手)
「前半は大事に乗り、最後はいい脚を使っている。はまり待ちの状況だけに、勝ちにいってどうかだけど、通用する力を秘めているよ」

7着 ユキノアイオロス(柴田善騎手)
「よく伸びているよ。展開が向けば」

セプテンバーSの結果・払戻金はコチラ⇒

ヤサカオディール
(牝6、美浦・水野厩舎)
父:メイショウボーラー
母:ヴァドヴィーツェ
母父:エリシオ
通算成績:34戦4勝

ヤサカオディール

ヤサカオディール

ヤサカオディール

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