【神戸新聞杯】逃げ切り鮮やか! リアファルが芝2連勝で菊花賞へ

9月27日(日)、4回阪神7日目11Rで第63回神戸新聞杯(G2)(芝2400m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の3番人気・リアファル(牡3、栗東・音無厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:26.7(良)。

2着には2馬身差で1番人気・リアルスティール(牡3、栗東・矢作厩舎)、3着には2馬身半差で7番人気・トーセンバジル(牡3、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。

ほぼ揃ったスタートからリアファルがハナを主張。ティルナノーグ、レッドソロモン、ゼンノブレーメン、レッドアルティスタらが先団を形成。断然人気のリアルスティールはちょうど中団で脚を溜め、キロハナはそれをマーク。アルバートドックは最後方を追走する。
ゆったりとしたペースで馬群は凝縮。リアファルが14頭を従えて直線に入ると鞍上のゲキに応えてスパート。外から馬群を捌いたリアルスティールが襲いかかるも、リアファルの脚は衰えず、2馬身リードを保ってゴール。菊花賞の権利獲りがかかる3着は、ひと足先に動いたバイガエシを交わしたトーセンバジルが入り、上位3頭が10月25日に京都競馬場で行われる菊花賞の優先出走権を獲得した。

勝ったリアファルは、兄にジャパンダートダービーを勝ったクリソライト、母の弟にJCダートを勝ったアロンダイトがいる血統で、リアファル自身も春は交流重賞の兵庫CSで2着に入るなど、ダートで実績を積み重ねていたが、初めて芝を使った前走で準オープンながら古馬を撃破。今回はクラシックの主役を務めたリアルスティールを破っての重賞勝ちで、最後のクラシック一冠に楽しみな上がり馬が現れた。

馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「戴冠石。ケルト神話、ダーナ神族に登場するエリンの四秘宝のひとつ」。

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リアファル
(牡3、栗東・音無厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:クリソプレーズ
母父:エルコンドルパサー
通算成績:8戦4勝
重賞勝利:
15年神戸新聞杯(G2)

リアファル

リアファル

リアファル

リアファル

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