【ジャパンC】ラブリーデイの川田「競馬が上手で凄くタフ」

26日、ジャパンC(G1)の最終追い切りが栗東トレセンで行われた。天皇賞秋1着以来のレースとなるラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、川田将雅騎手を背にCWで馬なりの併せ馬を消化。古馬1600万のアッシュゴールドと併せて、クビ差先着を果たした。厩舎カラーになりつつある4F追いで、54.5-40.5-12.6秒をマークした。

G1・2勝を含む、破竹の重賞4連勝と波に乗る同馬は、年度代表馬をグッと近づける為に更なるG1勝利を重ねたいところ。ジャパンCは初挑戦となるが、海外馬を含め応戦する立場としての戦いに注目だ。

ラブリーデイ

▲G1・3勝目を狙うラブリーデイ(内)




11月29日(日)、東京競馬場で行われるジャパンC(G1)の共同記者会見が栗東トレセンで行われた。
ラブリーデイ(牡5、栗東・池江寿厩舎)に騎乗する川田将雅騎手の一問一答は以下の通り。

●輸送を考えての調教内容

-:今朝、調教に騎乗されましたラブリーデイ。まず、その感触からお聞かせいただけますか?

川田将雅騎手:非常にスムーズに追い切りを終えることが出来たので、それが何よりだと思っています。

-:ご本人とすれば、非常に満足出来る形でしたか?

川:何よりも秋に2回使っていますからね。変則日程で、木曜追いですし、東京への輸送もあります。時計的にはゆっくりではありますが、十分な感じかなと思っています。

-:3年前のデビューから数えて、ラブリーデイとこれまで9回コンビを組んでいる川田騎手ですが、一番成長を感じている点というのはどういうところでしょうか?

川:レースにおいて、凄くいい内容で走ってくれていますから、レースの中で凄く強さを見せるようになってきたなと思っています。

-:今年は初めてのG1制覇となった宝塚記念、2番手から流れに乗るような形でした。あの時のポイントとなったのは何だったのでしょうか?

川:ペースも遅くなりそうでしたし、ゲートも上手に出てくれて、前の方で流れに乗って競馬をしようと思っていたので、その通り馬も応えてくれて、いい内容で走ってくれました。何よりも、前々で流れに乗れたのが一番良かったのではないかと思っています。

ラブリーデイ

▲半マイル追いで最終調整を行ったラブリーデイ(内)


-:秋初戦の京都大賞典は京都の2400m、上がりの速いレース、それに対応しました。それもリズム感が非常に良かったレースとおっしゃっていました。

川:そうですね。2400ということですし、やはりどうしても2400はこの馬にとっては得意ではないと思っていますから、その中でどれだけリズム良く走ってくれるかな、というのに重きを置いて乗ったレースだったので、凄くスムーズに走ってくれて、無事に秋初戦を終えてくれて良かったなと。

●今年才能開花、ラブリーデイの強みに迫る

-:その後、天皇賞制覇を挟んで今度は同じ2400m、東京競馬場の2400mですが、どのあたりをポイントとして考えていらっしゃいますか?

川:やはり京都とは全然違うと思いますから、東京の2400に対応できるように競馬を組み立てていきたいなと思っています。

-:ここに来て、この馬の強調できる点がいろいろ出て来たかと思いますが、一番強調できる点はどのあたりになってきたでしょうか?

川:ホント上手に競馬をこなしてくれるようになりましたし、マジメに走ってくれますし、凄くタフですし、そういうところがこの馬の強さに繋がっているのだろうと思います。

-:それでは間近に迫ってきたジャパンCについて、期待のほどをひと言お願いします。

川:今年1年、これだけの結果を出しながらここに辿り着くことが出来ていますから、一番いい結果だけを得られるように頑張りたいと思います。