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【5回阪神】グローサーザール…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/12/15(火)
グローサーザール(牡2、栗東・池江厩舎)
父:ヴィクトワールピサ
母:ファーストバイオリン
母父:Dixieland Band
皐月賞、有馬記念で国内の頂点を極め、日本馬として初となるドバイワールドCの栄冠を勝ち取ったヴィクトワールピサのファーストクロップ。上々のスタートを切り、先週までに15頭が勝ち上がっている。一発長打が魅力なネオユニヴァースの後継だけに、大物が登場して不思議はない。
母ファーストバイオリン(その父ディキシーランドバンド)はアメリカで2勝。同馬の半兄に米G1・ブルーグラスSを制したドミニカン、菊花賞を2着したサウンズオブアース(他にG2での2着が3回)、 クロイツェル(現1勝)がいる。社台サラブレッドクラブにて総額7000万円で募集された。
社台ファームの直線ダートコースで順調に乗り込まれ、7月21日、山元トレセンへ。9月26日、栗東に入厩した。10月9日のゲート試験をクリアすると、いったんグリーンウッド・トレーニングに移って乗り込みを重ねる。ハロン15秒程度のスピードメニューを消化し、充実した態勢が整った。11月27日に帰厩。550キロもの馬格を誇りながら、ダイナミックに全身を使え、反応は良好である。クラシックディスタンスで、非凡なパワーやスタミナを発揮するだろう。
12月20日(日)、阪神の芝2000mに向かう。ライアン・ムーア騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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