今年のマーメイドSを制したシャトーブランシュが引退、繁殖入り

今年6月のマーメイドSを勝ったシャトーブランシュ(牝5、栗東・高橋忠厩舎)が17日付で競走馬登録を抹消され、繁殖入りすることが発表された。

同馬は2013年1月にデビュー。2戦目に初勝利を挙げ、8月の小倉で2勝目を挙げると、秋華賞トライアルのローズSに挑戦して、デニムアンドルビーの2着に健闘。メイショウマンボ、ウリウリ、ローブティサージュらに先着を果たした。
その後はなかなか結果が出ず、翌年夏に1000万クラスへと降級するが、9月の3勝目を機に安定感が増し、準オープンの身で愛知杯4着、5歳となった今年3月の中山牝馬Sでは1番人気に支持されて5着とオープンでも好走。自己条件では牡馬相手にも互角の走りを見せ、迎えたマーメイドSでは後方から上がり33秒6の末脚を繰り出して重賞初制覇を飾った。

夏を越して、この秋はG1獲りが期待されたが、復帰初戦の府中牝馬Sが12着、エリザベス女王杯が10着と大敗。先週のチャレンジCも18頭立ての16着と大敗し、これが現役最後のレースとなった。
今後は、北海道安平町のノーザンファーム早来で繁殖牝馬になる予定。通算成績は24戦4勝、獲得賞金は1億2032万7000円(付加賞含む)。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「白いお城(仏)」。

シャトーブランシュ
(牝5、栗東・高橋忠厩舎)
父:キングヘイロー
母:ブランシェリー
母父:トニービン
通算成績:25戦4勝
重賞勝利:
15年マーメイドS(G3)

シャトーブランシュ

デビュー22戦目で嬉しい重賞初制覇となった今年のマーメイドS