武蔵野Sなど重賞2勝のグロリアスノアが引退

2010年の武蔵野S(G3)など重賞2勝を挙げたグロリアスノア(牡10、美浦・小西厩舎)が、14日付けで競走馬登録を抹消された。

08年11月に矢作厩舎からデビューするとダート戦で安定した成績を残し、4戦目に挑んだユニコーンSでは2着、ジャパンダートダービーでは4着と重賞でも通用する実力を見せた。その後不利があったレパードSでの敗戦後、エニフSで古馬を破ってオープン競走を勝利すると、10年1月の根岸Sを11番人気という低評価ながら優勝。その後フェブラリーS5着、ドバイ国際競走の一つゴドルフィンマイル4着と一躍その名はG1レベルのものとなった。11月の武蔵野Sを制して挑んだジャパンCダートではトランセンドとタイム差なしの2着に入るが、その後屈腱炎を発症し長期休養に。小西厩舎への転厩が発表された直後であった。2年以上の休み明けを2度も経験し10歳になった今年、今月9日のポルックスSに出走し、15着。これがラストランとなった。

馬主は高野葉子氏。生産者は浦河町の鮫川牧場。馬名の意味由来は「名誉となる+人名」。JRA通算獲得賞金は1億9217万5000円(付加賞含む)、JRA以外の通算獲得賞金は962万1800万円。

グロリアスノア
(牡10、美浦・小西厩舎)
父:プリサイスエンド
母:ラヴロバリー
母父:ジェイドロバリー
通算成績:16戦5勝
(地方・海外成績:2戦0勝)
重賞勝利:
10年武蔵野S(G3)
10年根岸S(G3)

グロリアスノア

2010年根岸S優勝時 小林慎一郎騎手の唯一の重賞勝利となった


グロリアスノア

2010年武蔵野S優勝時 鞍上の戸崎圭太騎手は当時大井競馬所属であった