ケツァルテナンゴがファントムライトとの叩き合いを制す!…白富士S

1月30日(土)、1回東京1日目11Rで白富士S(芝2000m)が行なわれ、F.ベリー騎手騎乗の2番人気・ケツァルテナンゴ(牡4、栗東・笹田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:01.1(稍重)。

2着にはクビ差で1番人気・ファントムライト(牡7、栗東・藤原英厩舎)、3着には半馬身差で3番人気・ハギノハイブリッド(牡5、栗東・松田国厩舎)が続いて入線した。

レースはマデイラが逃げるという意外な形でスタートする。2番手以降をニューダイナスティ、アロマカフェ、ハギノハイブリットが続き、人気のファントムライトは4番手で内に控え脚を溜める。
3コーナー手前では最大で5馬身差あったマデイラのセーフティリードを後方各馬が詰めて集団となり最後の直線へ。
余裕の無くなったマデイラをハギノハイブリッドが交わす。さらにそれをファントムライト、ケツァルテナンゴが交わし、2頭の叩き合いに。その激しい叩き合いをケツァルテナンゴがゴール前で制し、1着でゴールした。

勝ったケツァルテナンゴはデビュー戦、中京2歳を連勝し、一躍注目馬になるも、その後は精彩を欠くレースが続いていたが、昨年の秋に準オープンを勝つなど復調していた。前走のアンドロメダSは昇級緒戦ということもあり5着に敗れてしまったが、見事にたて直してきた。
馬主は株式会社G1レーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「グアテマラ第二の都市」。

1着 ケツァルテナンゴ(F.ベリー騎手)
「スタートを出て良い位置につけられましたし、折り合いもつきました。追い出したときにジリジリだったのでヒヤッとしましたが、良い脚を使ってくれましたし何とか勝てて良かったです。これから成長していけば、2400でもやれると思います」

2着 ファントムライト(戸崎圭騎手)
「少し間隔があいていましたが気になりませんでしたし、馬は良くなっていました。良い競馬が出来たと思います」

3着 ハギノハイブリッド(石川騎手)
「折り合いがつきましたし、良い位置で競馬が出来ました。結果的にはもう少し追い出しをガマンすれば良かったかもしれませんが、今日はペースもそれほど速くありませんでしたし開幕週で内が伸びていたので、早めに後ろを突き放そうと思っていきました。上位馬の決め手が上でしたが、この馬も力があります。勝てなくて悔しいです」

4着 アドマイヤフライト(三浦騎手)
「トビの大きい馬なので、外枠からマイペースで上がっていく形が理想でしたが、今日も上手に走ってくれました。追い出しを待たされましたが、最後も良い脚を使ってくれました。次も楽しみですね」

5着 マデイラ(大野騎手)
「今日はゲートで大人しかったですし、いつもこのくらいのスタートを切れると良いですね。馬の力を発揮できました」

10着 サトノアポロ(蛯名騎手)
「今日は久々の分ですね。道中もかかって行きたがっていました」

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ケツァルテナンゴ
(牡4、栗東・笹田厩舎)
父:チチカステナンゴ
母:ダイワオンディーヌ
母父:クロフネ
通算成績:13戦4勝

ケツァルテナンゴ

ケツァルテナンゴ

ケツァルテナンゴ


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