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追撃を振り切ったバスタータイプが3連勝を飾る…総武S
2016/2/27(土)
2月27日(土)、2回中山1日目11Rで総武S(ダ1800m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の1番人気・バスタータイプ(牡4、栗東・佐藤正厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.9(稍重)。2着にはクビ差で8番人気・イッシンドウタイ(牡7、美浦・伊藤圭厩舎)、3着には2馬身半差で5番人気・サンマルデューク(牡7、美浦・小島太厩舎)が続いて入線した。
ややバラついたスタートからキングノヨアケが押して上がり先頭に立つと、プロトコル、ショウナンアポロン、クリノヒマラヤオーが追って2番手集団を形成。さらにその後ろをイッシンドウタイ、バスタータイプ、メイショウソラーレらが続く。 3コーナーに入ると、逃げるキングノヨアケが広げた3馬身の差を後方各馬がペースを上げて縮め、4コーナーではショウナンアポロンがキングノヨアケを早々と交わし直線を迎える。
逃げ切りを目論むショウナンアポロンだったが、後続も黙って見ているわけではなく、バスタータイプ、イッシンドウタイが外からジリジリと忍び寄る。残り150mのところでバスタータイプが交わしそこから押し切りを図る。ゴール前でイッシンドウタイが詰め寄るも届かず。バスタータイプが3連勝を飾った。
勝ったバスタータイプは昨年末から関東に遠征を敢行。それに伴って鞍上に内田博幸騎手を迎えて2回走り、1000万下、1600万下クラスを連勝。今回も前2走と同じ中山ダート1800m戦での勝利となり、これで同競馬場での成績を4戦3勝とした。同コースの重賞としてマーチSが挙げられるが、出走することになれば楽しみな1頭となるだろう。
馬主は村上稔氏、生産者は新ひだか町の藤原牧場。馬名の意味由来は「並外れた+型、性格」。
1着 バスタータイプ(内田博騎手)
「砂を被っている間は道中も上手く走れていましたが、3コーナー辺りで砂を被らなくなるとガツッと行きたがりました。ムリに抑えるよりはと思って動かしていったのでどうかと思いましたが、よく凌いでくれました。ここにきて馬が力を付けて充実していますね」
2着 イッシンドウタイ(横山典騎手)
「この馬には何回も乗っていますし、スタートからポジションを取りにいく競馬をしました。3コーナー辺りから勝ち馬が動いていって、良い目標が出来たと思いました。最後も交わせるかと思いましたが、斤量差もありましたからね。58キロを背負ってこれだけ走るんですから、力がありますよ」
3着 サンマルデューク(武士沢騎手)
「もう少し流れてほしかったですね。それでも58キロを背負ってこれだけやれるんですから、中山コースも合っているんでしょうね。次に繋がる競馬が出来たと思います」
4着 モズライジン(中谷騎手)
「今日は4コーナーの手前から、自分からグンと動いていく感じがありませんでした。その辺りは休み明けの影響かと思います。いつも崩れずに走ってくれますし、力がありますよ」
5着 バンズーム(田辺騎手)
「ここ何戦かは大人しかったですけど、元々ゲートが不安定な馬ですからね。今日はタイミングが合いませんでした。欲しかったポジションが取れなかったことは確かですが、それよりも周りがシュッと動いたときにモタモタした感じになっていましたからね」
総武Sの結果・払戻金はコチラ⇒
バスタータイプ
(牡4、栗東・佐藤正厩舎)
父:ホワイトマズル
母:グローバルソング
母父:ブライアンズタイム
通算成績:12戦5勝
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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