【オーシャンS】G1制覇へ初距離アルビアーノ「位置取りはこだわらない」

2日、オーシャンS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、マイルCS5着のアルビアーノ(牝4、美浦・木村厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-53.0-38.7-12.7秒をマークした。

【木村哲也調教師のコメント】
「今日の追い切りは、3頭併せの真ん中でやりました。タイトな中でバランスを取って走れるか見たかったという点と、人間からの指示というよりシチュエーションによって動かしたかったという点がテーマでしたが、どちらもクリアしてくれたと思っています。休み明けですが、馬の健康状態は良くなっていますしボケッとはしていません。前走と比べればまだ緩くてフワッとしていますし、馬がノンビリしています。その分レースでもノンビリ行けるのではないかと思っていますが、もしビュンと行ったとしても大丈夫かとは思っています。

これからジョッキーとも話しますが、位置取りはこだわらずこの馬の本質的なフットワークで走れるところから運んでほしいと思っています。そこから追い出して反応できるかを見たいですね。道中この馬のリズムで走れれば、1200mでも脚を使えるのではないかと思っています」

アルビアーノ


前走、サンライズS1着のスカイキューティー(牝6、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.0-38.3-12.5秒をマークした。

【斎藤誠調教師のコメント】
「今日の追い切りは、半マイルから終い重点でやりました。テンの入りは遅かったですけど、終いはしっかりしていましたし良い動きだったと思います。一時は引退も考えましたが、ここにきて中山の急坂にも対応できるくらい体つきがしっかりしてきました。松田博資先生の厩舎にいたとき大事に使われてきたからでしょうね。

芝1200mの適性があると分かるまで時間がかかりましたが、やっと結果に繋がりました。道中で緩めると集中力をなくすので、短距離を一気に走らせた方が良いですね。体がしっかりしてきたことで、精神面でも落ち着きが出てきました。相手は強いですけど条件は良いですし、モマれずに競馬が出来ればと思っています」

スカイキューティー


前走、シルクロードS15着のセイコーライコウ(牡9、美浦・竹内厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F54.0-39.9-26.2-13.0秒をマークした。

【竹内正洋調教師のコメント】
「今日の追い切りも終いまで止めずにしっかり走れていましたし、この馬なりに変わらずきています。今の中山は時計はそれなりに速いですけど、内外の不利はなさそうですからね。直線勝負に徹して、あとは展開や捌きが上手くいくかですね。中山1200は実績がありますし、何とか賞金加算を出来ればと思っています」
セイコーライコウ