【中日新聞杯】連勝中の素質馬クルーガー 圧巻のラスト1F11.7秒!

9日、中日新聞杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

1000万、初富士Sを連勝中のクルーガー(牡4、栗東・高野厩舎)は、福永祐一騎手と坂路で初コンタクト。3歳オープンのナムラシングンを0.6秒追走し、徐々に差を詰めて鞍上がゴーサインを出すとスムーズに加速。最後は流す余裕を見せて0.3秒先着。最後の1Fは11.7秒の高速ラップで、4F54.0-38.1-24.1-11.7秒を叩き出した。

追い切りを見届けた高野友和調教師は「乗りやすい馬ですからね。癖を掴んでもらうというよりは、ジョッキーに〝こんな馬だよ〟ということを分かってもらうイメージで。それでも動けているし、いい状態できています」と鞍上との息の合った動きにニッコリ。

昨年の京成杯で勝ち馬と同タイムの3着があるように、元々力がある馬だが、春先に無理をしなかったことで心身ともに大きく成長。「フニャフニャだったトモがしっかりしてくることで成績、内容が上がってきてるように段々と馬も完成してきてますね。昇級戦で重賞は甘くないでしょうが、現状の状態でどれだけやれるか見てみたい」と大きな期待を寄せている。