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研究員ヤマノの重賞回顧
2007/6/5(火)
6/2日(土)、東京競馬場で行われたユニコーンS(3歳、G3・ダート1600m)は、中団からレースを進めた武豊騎手騎乗の1番人気ロングプライド(牡3、栗東・小野幸治厩舎)が、最後の直線で桁違いの豪脚を繰り出し、先に抜け出していたフェラーリピサをゴール前で捕え、3/4馬身差交わして優勝した。
さらに1/2馬身差の3着にはナムラジョンブルが粘り込んだ。
レースは序盤から激しい先行争いが繰り広げられた。
コマンドールクロスがハナに立ったのは結局3コーナー手前あたり。
息の入らない流れで先行馬には厳しい流れとなり、差し馬には絶好の展開となった。
最後の直線で、先行したナムラジョンブルがインで懸命に粘り込みを図るところを、大外から絶妙なタイミングで交しにかかるフェラーリピサ。
脚色の優劣は明らかでフェラーリピサの優勝でレースは決着するかと思われたところに、さらに外から飛んできたのが、武豊騎手が駆るロングプライド。
その豪脚はまさに圧巻だった。
いとも簡単にフェラーリピサを交わし、重賞をモノにしてしまった。
ロングプライドはこれで4連勝達成だが、その全てがレース最速上がりをマークしてのものだから、文句のつけようがない。
そして鞍上武豊騎手はこの日3連勝で優勝を飾り、復活を感じさせる獅子奮迅の活躍を見せた。
武豊騎手とロングプライドは今回初めてのコンビだったが、今後もこのコンビでレースを使っていくようなら、ライバルたちにとっては大きな驚異となるだろう。
6/3日(日)、東京競馬場で行われた安田記念(3歳上、G1・芝1600m)は、好位からレースを進めた安藤勝己騎手騎乗の2番人気ダイワメジャー(牡6、美浦・上原博之厩舎)が、最後の直線で末脚を伸ばし、粘り込むコンゴウリキシオーをゴール前でクビ差交わして見事栄冠に輝いた。
3着には2.1/2馬身差でジョリーダンスが入線した。
レースはコンゴウリキシオーが好ダッシュを決め、果敢にハナに立った。
ダイワメジャーは好位4、5番手の絶好のポジション。
勝負どころの最後の直線でスルスルと上がっていき、コンゴウリキシオーとのマッチレースに持ち込むと、計ったように差し切って快勝した。
着差こそクビ差の接戦だったが、鞍上の安藤勝己は一発もムチを入れておらず、これは着差以上に強い内容の競馬だったと言えよう。
ダイワメジャーはこれまで2度、この安田記念には挑戦していたが、8着、4着と敗れており、3度目の今年はまさしく雪辱を期す一戦だったはずだ。
昨年4着に敗退後、秋に天皇賞(秋)、マイルチャンピオンSとG1を連勝しJRA最優秀短距離馬に選出されるに至ったのだが、世間の評価は厳しく、その受賞には賛否両論飛び交った。
スターホース、ディープインパクトの影に隠れてしまった不運もあるかもしれない。
だからこそ、そんなダイワメジャーと陣営にとっては、今回の勝利は喜びもひとしおだったことだろう。
G1 4勝で、現役ではG1最多勝利馬となった。
これでようやく、ダイワメジャー馬の能力に異論を唱える声は静かになるだろう。
あとはこの秋の更なる勇躍を願うばかりだ。
さらに1/2馬身差の3着にはナムラジョンブルが粘り込んだ。
レースは序盤から激しい先行争いが繰り広げられた。
コマンドールクロスがハナに立ったのは結局3コーナー手前あたり。
息の入らない流れで先行馬には厳しい流れとなり、差し馬には絶好の展開となった。
最後の直線で、先行したナムラジョンブルがインで懸命に粘り込みを図るところを、大外から絶妙なタイミングで交しにかかるフェラーリピサ。
脚色の優劣は明らかでフェラーリピサの優勝でレースは決着するかと思われたところに、さらに外から飛んできたのが、武豊騎手が駆るロングプライド。
その豪脚はまさに圧巻だった。
いとも簡単にフェラーリピサを交わし、重賞をモノにしてしまった。
ロングプライドはこれで4連勝達成だが、その全てがレース最速上がりをマークしてのものだから、文句のつけようがない。
そして鞍上武豊騎手はこの日3連勝で優勝を飾り、復活を感じさせる獅子奮迅の活躍を見せた。
武豊騎手とロングプライドは今回初めてのコンビだったが、今後もこのコンビでレースを使っていくようなら、ライバルたちにとっては大きな驚異となるだろう。
6/3日(日)、東京競馬場で行われた安田記念(3歳上、G1・芝1600m)は、好位からレースを進めた安藤勝己騎手騎乗の2番人気ダイワメジャー(牡6、美浦・上原博之厩舎)が、最後の直線で末脚を伸ばし、粘り込むコンゴウリキシオーをゴール前でクビ差交わして見事栄冠に輝いた。
3着には2.1/2馬身差でジョリーダンスが入線した。
レースはコンゴウリキシオーが好ダッシュを決め、果敢にハナに立った。
ダイワメジャーは好位4、5番手の絶好のポジション。
勝負どころの最後の直線でスルスルと上がっていき、コンゴウリキシオーとのマッチレースに持ち込むと、計ったように差し切って快勝した。
着差こそクビ差の接戦だったが、鞍上の安藤勝己は一発もムチを入れておらず、これは着差以上に強い内容の競馬だったと言えよう。
ダイワメジャーはこれまで2度、この安田記念には挑戦していたが、8着、4着と敗れており、3度目の今年はまさしく雪辱を期す一戦だったはずだ。
昨年4着に敗退後、秋に天皇賞(秋)、マイルチャンピオンSとG1を連勝しJRA最優秀短距離馬に選出されるに至ったのだが、世間の評価は厳しく、その受賞には賛否両論飛び交った。
スターホース、ディープインパクトの影に隠れてしまった不運もあるかもしれない。
だからこそ、そんなダイワメジャーと陣営にとっては、今回の勝利は喜びもひとしおだったことだろう。
G1 4勝で、現役ではG1最多勝利馬となった。
これでようやく、ダイワメジャー馬の能力に異論を唱える声は静かになるだろう。
あとはこの秋の更なる勇躍を願うばかりだ。
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