【アンタレスS】弟に負けられない アウォーディーが重賞3連勝でG1へ名乗り!

4月16日(土)、2回阪神7日目11Rで第21回アンタレスS(G3)(ダ1800m)が行なわれ、武豊騎手騎乗の1番人気・アウォーディー(牡6、栗東・松永幹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。

2着には半馬身差で3番人気・アスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)、3着には3馬身差で5番人気・サージェントバッジ(牡4、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。

ロワジャルダンがポンと好スタートを切ったが、外からショウナンアポロンがハナを主張。先行策を示唆していたクリソライトは鞍上の川田騎手が懸命に促すが、行き脚が付かずに好位の後ろからの競馬となる。向こう正面ではショウナンアポロン、アスカノロマン、トウショウフリーク、センチュリオンと外枠勢が先行。ロワジャルダン、クリソライト、マイネルクロップと続き、人気のアウォーディーは集団の後ろで前を見ながらジックリと脚を溜める。
4コーナーを迎えると、隊列は大きく替わらなかったが、各馬の間隔はグンと凝縮。直線を向き、ピンクの帽子のショウナンアポロン、アスカノロマンが抜け出し、抜群の手応えからアスカノロマンが先頭に躍り出るが、その外を勢いが付いたアウォーディーが楽に並びかけ、2頭の一騎討ち。最後は武豊騎手のステッキに応えたアウォーディーが半馬身抑えて連勝を4に伸ばした。

勝ったアウォーディーは、母が天皇賞(秋)を勝ったヘヴンリーロマンス、弟に先のUAEダービーを勝ったラニ、妹に交流重賞4勝のアムールブリエがいる良血。昨年の夏までは芝で条件クラスにとどまっていたが、9月に初めてダートを使うと鋭い脚で勝利してオープン入り。続くシリウスSで重賞初勝利を挙げ、今年初戦の名古屋大賞典では2着に2.4秒差を付ける大差勝ちで3連勝を果たしていた。
馬主は前田幸治氏、生産者は米のNorthHillsManagement。手綱をとった武豊騎手はこのレース6勝目。馬名の意味由来は「受賞者」。

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アウォーディー
(牡6、栗東・松永幹厩舎)
父:Jungle Pocket
母:Heavenly Romance
母父:Sunday Silence
通算成績:30戦8勝
重賞勝利:
16年アンタレスS(G3)
16年名古屋大賞典(G3)
15年シリウスS(G3)

アウォーディー

アウォーディー

アウォーディー

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