【NHKマイルC】好調維持レインボーライン「いい意味で変わりなく来ている」

4日、NHKマイルC(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、ニュージーランドT5着のレインボーライン(牡3、栗東・浅見厩舎)は、初コンビを組む福永祐一騎手を背に坂路で4F55.6-40.5-26.2-13.2秒を馬なりで駆ける最終調整。1日に実質の最終追い切りを行っており、そこでは一杯に追われて4F52.4-38.3-24.9-12.9秒をマークしていて、抜かりない仕上げを施している。

「いつものように週末にビシッとやって当週は馬なりでサッと。短期放牧といってもそんなに長い間を休んでたわけでもありませんし、いい意味で変わりなくきています。東京コースも苦手意識はもっていません。いい状態でレースに持っていけるよう、あと数日を調整していきます」と若松厩務員はコメント。2走前にアーリントンCを勝ち、前走も5着ながら勝ったダンツプリウスとはわずか0.1秒差と実績は十分。虎視眈々とG1の頂きを狙う。


前走、桜花賞8着のブランボヌール(牝3、栗東・中竹厩舎)は、助手が騎乗して坂路で単走追い。先週に続いて終いは一杯に追われ、4F54.5-39.7-26.0-13.2秒を叩き出した。

牝馬ながら2週続けてのハードな攻めに中竹和也調教師は「桜花賞に使う時よりも、今回の方が体調はいいんじゃないかな。あの時はようやくカイ食いが良くなったって段階。今回は回復も早かったもの。今週の動きも良かったし、思った通りに順調にこられた。コースも阪神よりも東京の方が走りやすいと思うよ」と仕上げに自信を持つ。年明けの2戦で評価を落としているが、阪神JF3着の実績は侮れない。


前走、500万下1着のツーエムレジェンド(牡3、栗東・池添厩舎)は、坂路で松山弘平騎手(レースでは吉田豊騎手が騎乗予定)が跨がって単走での追い切り。鞍上がゴーサインを出すと力強いフットワークでグンと加速。タイムは4F52.0-37.7-24.5-12.3秒を叩き出した。

追い切りを見届けた池添兼雄調教師は「けさは“終いまでしっかり”と。ジョッキーが乗ってたにせよ、速い時計で動けたね。休み明けを使って調子も上向いているよ。相手は強いけど、何とか使ってみたい。そう思わせる馬だし、何とか抽選と突破したいね」と、やるべきことはやったという表情。あとは運を天に任せるだけだ。