【平安S】アスカノロマンが力の違いを見せつけて5馬身差圧勝!

5月21日(土)、3回京都9日目11Rで第23回平安S(G3)(ダ1900m)が行なわれ、太宰啓介騎手騎乗の1番人気・アスカノロマン(牡5、栗東・川村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:56.2(良)。

2着には5馬身差で3番人気・クリノスターオー(牡6、栗東・高橋忠厩舎)、3着にはアタマ差で4番人気・クリソライト(牡6、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。

サンマルデュークがやや立ち遅れるも、比較的揃ったスタート。先行争いはどの馬も消極的で、外からアスカノロマンがスーッとすんなりハナを切って先頭へ。2番手にクリノスターオー、その後ろに人気の一角クリソライトと内目にロワジャルダンの2頭。アムールブリエはその直後、中団前目のポジション。ドコフクカゼは後方3番手からの競馬となった。比較的淀みない流れでレースは進み、2~3番手の先行勢の手が動き始める中、アスカノロマンは持ったままの手応えで先頭をキープし4コーナーを回る。
直線入口でアスカノロマンのリードは3馬身と広がる。マイネルクロップとトップディーヴォの間からクリソライトが脚を伸ばす。しかしアスカノロマンは抜群の脚色で後続をちぎりにかかる。残り200mでその差は5馬身。これはもう決定的な差。そのままアスカノロマンが後続に差を付け圧勝。1番人気に応え、力の違いを見せつけた。
2着争いは大混戦。内に先行したクリノスターオー、真ん中に馬群を捌いてきたクリソライト、最後方から直線一気で飛んできたサンマルデュークと3頭並んだが、2着にクリノスターオー、3着にアタマ差でクリソライトと入線した。

勝ったアスカノロマンはこの勝利で16年東海Sについでの重賞2勝目。2走前のフェブラリーSで3着、前走のアンタレスSは2着と一線級相手に堅実な走りを見せており、今年に入って完全に本格化した印象で、今後はG1戦線での活躍が期待される。馬主は豊田智郎氏、生産者は新冠町の有限会社新冠タガノファーム。馬名の意味由来は「冠名+ロマン」。

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アスカノロマン
(牡5、栗東・川村厩舎)
父:アグネスデジタル
母:アスカノヒミコ
母父:タバスコキャット
通算成績:22戦7勝
重賞勝利:
16年東海S(G2)
16年平安S(G3)

アスカノロマン

アスカノロマン

アスカノロマン


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