【マーメイドS】ハピネスダンサー高野師「十分にいい仕上がり」

8日、マーメイドS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、福島牝馬S6着のハピネスダンサー(牝5、栗東・高野厩舎)は、CWコースで単走、終いを軽快に伸ばし、4F53.0-38.2-24.8-12.4秒。リラックスした走りが目を引いた。

高野友和調教師は「先週、先々週までにビシッと攻めているし、今週は攻める必要がありませんでしたから。それでも、推進力のある走りで自分から動いていたし、十分にいい仕上がりです。斤量も前走より軽くなるのはいいですね。レースをあけて力を出せる状態にあります」と仕上がりに自信を見せる。重賞でも近3走は少差に踏ん張っており、1キロ減での前進をうかがう。


前走、愛知杯17着のタガノエトワール(牝5、栗東・渡辺厩舎)は、助手を背に坂路での単走追い。ラストまで馬まかせの登坂でタイムは6F83.0-67.3-52.6-38.9-11.7秒をマーク。久々を感じさせない素軽いフットワークでゴールを駆け抜けた。

「予定より時計は出ましたが、無理はさせてませんから。いい動きだったし、ここを目標に順調に仕上がってきましたよ。3歳時には重賞(ローズS2着。秋華賞3着)でも好走していた馬だし、小牧さんも癖は分かってくれていますしね。レースで折り合いよくスムーズに走れるようなら」と野元調教助手も相性のいい鞍上と地力の高さに期待を寄せる。休み明けでも侮れない1頭だ。