【宝塚記念】1週前 復活に手応えジャッカル「今年は『いいよ』と言える状態」

16日、宝塚記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、天皇賞(春)5着のトーホウジャッカル(牡5、栗東・谷厩舎)は、酒井学騎手が騎乗して坂路での単走追い。ゆったりとした入りから鞍上が気合を入れると、ラスト1Fは12.1秒という一気の伸び。4F53.4-38.8-24.8-12.1秒のタイムで駆け上がった。

この動きに「いい反応をしてくれました。最後まで体をスーッとうまく使って走ってくれた。落ち着きもあったし、ほんと、順調にこれていますね。これだけしっかりしたローテーションで来られたのは菊花賞以来じゃないですか」と酒井学騎手の表情も緩む。

ワンアンドオンリーが勝ったダービーの前日にデビューし、初勝利は7月。そこからわずか3カ月で菊花賞馬となったが、以降は思うようなコンディションでレースができず、強豪揃いの4歳世代の影にすっかり隠れてしまった。「去年はぶっつけのレースでしたし、今年は『いいよ』と言える状態。この舞台も合っていると思いますから」と鞍上も相当な手応えを持って臨む春のグランプリ。菊花賞レコード勝ちの底力を見せることが出来るか楽しみだ。

トーホウジャッカル

トーホウジャッカル