【ラジオNIKKEI賞】スピネル坂路で軽快な動き 勢いある武豊を背に重賞制覇だ

29日、ラジオNIKKEI賞(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、白百合S1着から重賞初勝利を狙うブラックスピネル(牡3、栗東・音無厩舎)は助手を背に坂路で52.3-38.2-25.0-12.6秒を馬なりでマーク。重馬場の中、52秒台と上々のタイムで駆け上がり、併走した僚馬に余裕の手応えで先着した。

浜田調教助手は「先週にびっしり併せているし、今週は上がり重点で。いい動きでしたね。乗り手も『ひと追いごとに良くなってる』と言ってくれています」とコメント。この小回りコースについては「ワンターンからコーナー4つの舞台になりますが、豊さんならうまく乗ってくれるでしょう」と昨日の帝王賞をコパノリッキーで制した鞍上、武豊騎手に全幅の信頼を置く。2歳時から掲示板を外さない堅実な走りを見せてきた同馬の走りに注目だ。