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昨夏に5年ぶりVのペルーサとルルーシュが引退 種牡馬入り
2016/7/1(金)
2010年の青葉賞(G2)を制したペルーサ(牡9、美浦・藤沢和厩舎)と、2012年のアルゼンチン共和国杯(G2)の勝ち馬ルルーシュ(牡8、美浦・藤沢和厩舎)は、7月1日(金)付けで競走馬登録を抹消することが発表された。ペルーサはエイシンフラッシュ、ヴィクトワールピサ、ローズキングダム、ルーラーシップ、ヒルノダムールら同世代に活躍馬がひしめく2007年生まれ。デビュー4連勝で青葉賞を制すと、日本ダービーでは2番人気の支持を集めた(結果は6着)。その後も3歳ながら天皇賞(秋)で2着なるなど、高いパフォーマンスをみせていたが、G1制覇は叶わず、勝ち星からも見放された。
しかし、昨夏の札幌日経オープンでは、初めてクリストフ・ルメール騎手とコンビを組むと、8歳ながら逃げ切りでレコード勝ち(以前のレコードはルルーシュが保持していた)!5年3ヶ月8日、1925日ぶりの勝利はJRA史上最長勝利間隔での記録となった。その後は3戦して未勝利だったが、全5勝という実績以上にファンの声援を集めた個性派だった。今後は種牡馬となる予定だが、繋養先は未定。
馬主は山本英俊氏、生産者は千歳の社台ファーム。JRA通算獲得賞金は2億9308万4000円(付加賞含む)。馬名の意味由来は「ディエゴ・マラドーナの愛称」。
また、同厩で同馬主のルルーシュも同じく競走馬登録を抹消。種牡馬入りする予定。4歳時に札幌日経オープンを制し、秋のアルゼンチン共和国杯で重賞制覇を飾った。G1での好走歴こそなかったが、長い現役生活をまっとうしてみせた。
馬主は山本英俊氏、生産者は千歳の社台ファーム。JRA通算獲得賞金は1億8935万1000円(付加賞含む)。馬名の意味由来は「人名」。
ペルーサ
(牡9、美浦・藤沢和厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:アルゼンチンスター
母父:Candy Stripes
通算成績:28戦5勝
重賞勝利:10年青葉賞(G2)
ルルーシュ
(牡8、美浦・藤沢和厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:ダンスーズデトワール
母父:Highest Honor
通算成績:22戦6勝
重賞勝利:12年アルゼンチン共和国杯(G2)
ペルーサの復活Vは昨夏の夏競馬のハイライトの一つともいえるほどファン・関係者を驚かせた
1つ年上のペルーサと同じ父・馬主・厩舎で活躍したルルーシュ
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