【ラジオNIKKEI賞】内枠を味方にゼーヴィントが馬群を切り裂いて初重賞制覇!

7月3日(日)、2回福島2日目11Rで第65回ラジオNIKKEI賞(G3)(芝1800m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・ゼーヴィント(牡3、美浦・木村厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:47.0(良)。

2着には1馬身1/4差で9番人気・ダイワドレッサー(牝3、美浦・鹿戸厩舎)、3着にはアタマ差で5番人気・アーバンキッド(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)が続いて入線した。

スタートで人気のブラックスピネル、アップクォークが出遅れる。先手を主張するのはジョルジュサンク。ハナを奪うが、2コーナーでミエノドリーマーが一気に上がって先頭へ。ゼーヴィントは先行集団をインコースでうかがう。アップクォークは中団後方、ブラックスピネルは後方2番手からの競馬に。3コーナー過ぎでジョルジュサンクがハナを奪い返し、ミエノドリーマーは後退していく。ブラックスピネルは大外を回して直線へ。
ジョルジュサンクが後続を2馬身突き放し、粘りこみ態勢に入るが、好位を追走していたダイワドレッサーが脚を伸ばしてくる。前を捕えるかと思われたが、その外から馬群の空いた真っ只中を抜けて来たのが白い帽子のゼーヴィント。一気に前を捕えて先頭でゴールを駆け抜けた。2着争いは混戦になったが、ダイワドレッサーが2着、大外から脚を伸ばしたアーバンキッドが3着に入った。

勝ったゼーヴィントは前走のプリンシパルSで出遅れながらもメンバー最速の上がり34.2秒で3着。ダービーへのキップは逃したものの、素質の片鱗は見せていた。秋には菊花賞へ向かうのか、それとも中距離路線で古馬と当たるのか、ハイレベルと言われている3歳世代からまた1頭楽しみな馬が現れた。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「潮風(独)」。

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ゼーヴィント
(牡3、美浦・木村厩舎)
父:ディープインパクト
母:シルキーラグーン
母父:ブライアンズタイム
通算成績:6戦3勝
主な重賞勝利:
16年ラジオNIKKEI賞(G3)

ゼーヴィント

ゼーヴィント

ゼーヴィント


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