【POG】トリコロールブルーら日曜中京5Rトレセン直送トーク

●7月3日(日) 3回中京2日目6R 2歳新馬(芝2000m)

頭数の割りには、将来有望なメンバーが揃った1戦。まずは、ラブリーデイの全弟プレスト(牡2、栗東・池江寿厩舎)に注目。オーナーはもちろん金子真人HDで、兄同様の活躍に期待がかかる。

その兄と比較して、兼武調教助手は「併せ馬でも馬群の中に入れると自分からハミを取っていくし、操縦性がいいですね。兄同様に使って行けば、さらに良くなってきそう」と非凡な才能を感じ取った様子。POGとしても注目な1頭だけに、ファンの熱視線に応える事が出来るか注目だ。


続いては、一昨年のセレクトセール当歳で3996万円にて落札されたマテラフィールド(牡2、栗東・森厩舎)が初戦を迎える。調教では見習騎手が騎乗したとはいえ、抜群の時計で坂路を駆け上り、古馬を脅かす動きを見せた。

2週続けて強めに追った調教を確認した清永調教助手は「10日の坂路で51秒0。馬場が悪くてもしっかりと動けています。ステイゴールド産駒にしてはカリカリした面がないし、落ち着いている馬ですよ」と大人びた雰囲気をアピール。母はドイツ出身の未勝利馬で半姉も未勝利と、一族悲願の1勝を初戦から狙う。


重賞馬ショウナンマイティの半弟マイティドリーム(牡2、栗東・梅田智厩舎)のデビュー戦。父は母の仔として初のディープインパクトでその期待は大きい。母の父はストームキャットで、今や日本競馬の王道血統として注目度も高い。

この血統の預託はショウナンマイティ以来となる梅田智之調教師は「迫力は兄のショウナンマイティの方があるけど、見た目はそっくり。先週は古馬と併せて最後まで食らいついてたからね。血統的にも期待している馬だし、兄の分までがんばって欲しい」とG1制覇もあと一歩というところで引退となった兄の雪辱を誓う。


青葉賞2着馬ワールドインパクトの半弟トリコロールブルー(牡2、栗東・友道厩舎)が長期休養中の兄の穴を埋める。最終追い切りでは福永祐一騎手が跨がり、7F追いながらも終い12.0秒と鋭さを見せた。

兄同様に管理する友道康夫調教師は「兄のワールドインパクトをひと回りコンパクトにした感じかな。ケイコでは素軽くていい動きをしてるし、初戦から力は出してくれると思うよ」と仕上がりに満足の様子。父をステイゴールドに変えて、どのような成長曲線を描くか注目したいところ。