【POG】グリトニルが人気薄を跳ね返す大外一気の末脚で初勝利!…新潟新馬

グリトニル

7月31日(日)、2回新潟2日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、丸田恭介騎手騎乗の11番人気・グリトニル(牡2、栗東・浅見厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:36.9(良)。

2着には1馬身1/4差で17番人気・シゲルボスザル(牡2、美浦・伊藤正厩舎)、3着にはハナ差で7番人気・ドウディ(牡2、美浦・佐藤吉厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたプロディジャス(牝2、美浦・古賀慎厩舎)は7着に敗れた。

スタートひと息で後方からのレース。新馬戦らしくスローペースで流れる中、道中は後ろから数えて3頭目辺りを追走。先頭からシンガリまで馬群が一かたまりのまま直線へ。
ヴォーカ、ドラゴンランスらが先に抜け出すが、馬場の五分どころを通ってシゲルボスザルが伸びる。これが勝つかと思われたところ、外から1頭違う脚色で飛んできたのがグリトニル。人気薄を覆す鮮やかな末脚で初勝利となった。

勝ったグリトニルの父、ナカヤマフェスタは10年の宝塚記念で並み居る強豪を撃破してG1初制覇。同年秋には凱旋門賞に挑戦し、現在日本で種牡馬生活を送っている英ダービー馬・ワークフォースのアタマ差2着と世界一のタイトルにあと一歩と迫った。種牡馬としては現3歳世代が初年度産駒で、述べ10頭が勝ち上がっている。2歳世代はこの馬が最初の勝ち名乗りを挙げた。
馬主は杉山忠国氏、生産者は新ひだか町の明治牧場。馬名の意味由来は「『輝けるもの』の意味を持つ北欧神話に登場する宮殿」。

1着 グリニトル(丸田騎手)
「スタートはゆっくりでしたが、周りを気にせず走れました。追われてからの反応も良かったですし、良い切れ味を見せてくれました」

2着 シゲルボスザル(田中勝騎手)
「馬はしっかりしていますが、稽古の感じは案外でした。実戦に行って良いタイプなのか芝が良かったのかは分かりませんが、一瞬やったかと思ったんですけどね。外からスッと交わされてしまいました」

3着 ドウディ(柴田善騎手)
「良いフットワークで走る馬ですね。今日初めての競馬で、返し馬から少しピリピリしていました。道中も気を遣っていましたし、慣れてくれば良いと思います」

4着 カリーニョミノル(北村友騎手)
「返し馬ではオットリしていました。レースでも素直で乗りやすかったです。最後はもう少し脚を使ってくれるかと思いましたが、ダラダラになってしまいました。それでも次に繋がる競馬は出来たと思います」

5着同着 キューティロンプ(宮崎騎手)
「最後に前が狭くなってしまいました。それがなければもう少しやれたと思います」

5着同着 ヴォーガ(木幡巧騎手)
「直線を向いたときもハミを取りましたし、一瞬やったかと思いましたが、最後は止まってしまいました。それでも良いものを持っていますし、これから楽しみです」

7着 プロディジャス (内田博騎手)
「初めての競馬で、ゲートなどイヤがる面を見せていました。道中はハミを噛まず良い感じで運べていましたし、直線では厳しいところにいましたが、前があくだろうと待っていました。ただ、前があいて追い出してからの反応がもうひとつでしたね。まだ体が緩いなかでこれだけやれましたし、しっかりしてくれば良いと思います」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

グリトニル
(牡2、栗東・浅見厩舎)
父:ナカヤマフェスタ
母:ファーストサイト
母父:メジロライアン

グリトニル

グリトニル


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。