【神戸新聞杯】1週前 ジュンヴァルカン連勝の勢いで 「どれだけやれるか楽しみ」

15日、神戸新聞杯(G2)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

あずさ賞、三田特別と2連勝中のジュンヴァルカン(牡3、栗東・友道厩舎)は川田将雅騎手を背にCWに登場。6Fから83.1-67.5-52.5-38.4-12.1秒を計測した。

平間調教助手は「追い切りは負荷をかけるために外を回って、最後もしっかり反応させてもらいました。ゴール板を過ぎても伸びていたし、良かったと思います。春に活躍していた馬達を相手にどれだけやれるか楽しみですね」とコメント。

春クラシックとは無縁のローテを歩んでいたが、アザレア賞で青葉賞馬のヴァンキッシュランとタイム差なしの2着に好走するなど、強敵相手に善戦していた。今回、相手はさらに強力になるが、連勝中の勢いで優先出走権獲得を目指す。

ジュンヴァルカン

3頭併せで1週前調整を終えたジュンヴァルカン

前走、宮崎特別を勝ったナムラシングン(牡3、栗東・高野厩舎)は池添謙一騎手を背に坂路での追い切り。4F53.5-38.5-25.0-12.2秒をマークした。

「いくらか課題もありましたが、綺麗な走りもできていたし、前走は十分合格の走りだったと思います。1週前はジョッキーを乗せてやりました。“時計は出さずに丁寧な追い切り”という指示でうまく乗ってくれたし、前走からの上積みも見込めますよ」と高野友和調教師の声も弾む。

春は若葉Sで2着に入り、皐月賞への優先出走権を獲得。結果は7着も、4角で好位に押し上げる積極的な競馬で見せ場を作った。前走の宮崎特別は1頭だけ次元の違う脚を使って楽勝。操縦性などに課題は残るものの、高い能力を秘めていそうな魅力大の存在だ。