【ローズS】伏兵にヒヤリもオークス馬シンハライトがきっちりと差し切りV

シンハライト

9月18日(日)、4回阪神4日目11Rで第34回ローズS(G2)(芝1800m)が行なわれ、池添謙一騎手騎乗の1番人気・シンハライト(牝3、栗東・石坂厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:46.7(重)。

2着にはハナ差で11番人気・クロコスミア(牝3、栗東・西浦厩舎)、3着には半馬身差で6番人気・カイザーバル(牝3、栗東・角居厩舎)が続いて入線。上位3頭には10月16日(日)に京都競馬場で行われる秋華賞の優先出走権が与えられた。
2番人気の桜花賞馬ジュエラー(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は11着に敗れた。

最内枠のクロコスミアがハナを主張。アットザシーサイドが番手に付け、ジュエラーもサッと好位のポジションに付ける。その後ろにカイザーバル、中団にレッドアヴァンセ、シンハライトはそれらを見る形で後方5番手を進む。
4コーナー手前で馬群はグッと凝縮。直線の脚比べは、逃げるクロコスミアがスッと後続を離し依然先頭。カイザーバルが懸命に追うものの、その差がなかなか詰まらず、このままクロコスミアが逃げ切るかと思われたところ、シンハライトが猛追。その差がみるみる縮まり、ハナ差捕らえたところがゴール。伏兵の粘りに苦戦はしたが、オークス馬が力でねじ伏せた。

勝ったシンハライトは、3つ目の重賞勝ちで6戦5勝。2戦目の紅梅S以降、ハナ、ハナ、ハナ、クビ、そして今回がハナ差の接戦続きで、桜花賞こそジュエラーに敗れたが、接戦をきっちりとモノにする抜群の勝負根性をいかんなく発揮。「らしさ」を見せて秋初戦を勝利で飾った。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「宝石名。輝かしい成績をおさめられるように。母名より連想」。

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  • シンハライト
  • (牝3、栗東・石坂厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:シンハリーズ
  • 母父:Singspiel
  • 通算成績:6戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 16年優駿牝馬(G1)
  • 16年ローズS(G2)
  • 16年チューリップ賞(G3)
シンハライト
シンハライト

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