【POG】良血ソウルスターリングが33秒9の末脚で差し切って快勝!…アイビーS

ソウルスターリング

10月22日(土)、4回東京6日目9RでアイビーS(芝1800m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・ソウルスターリング(牝2、美浦・藤沢和厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:48.9(良)。

2着には1馬身3/4差で1番人気・ペルシアンナイト(牡2、栗東・池江寿厩舎)、3着には1馬身1/4差で8番人気・エトルディーニュ(牡2、美浦・小桧山厩舎)が続いて入線した。

各馬揃ったスタート。どの馬も積極的に行かない中、ダイシンクイントが抑えきれない形でハナに立つ。ソウルスターリングは前から4番手を追走。人気のペルシアンナイトは中団に控え、キャナルストリートは後方からの競馬。1000m通過が1分1秒9と緩い流れでレースは進む。

直線に向いて、逃げるダイシンクイントをエトルディーニュが交わしにかかる。その外から手応え良く上がってくるソウルスターリング。残り400mで追い出し、坂を登り切ったあたりで先頭に立つと、外から追い込んでくるペルシアンナイトの追撃を封じて先頭でゴールを駆け抜けた。

勝ったソウルスターリングは父が英チャンピオンSなど欧州マイル~中距離路線でG1を10勝したフランケル、母スタセリタも仏オークスを始めG1を6勝している世界的な良血馬で、デビュー前から話題になっていた。父の産駒は今年が初年度にあたり、この馬の他にもミスエルテが勝ち上がっている。これで2戦2勝とし、来年のクラシックに向けて弾みをつける大きな勝利となった。
馬主は有限会社社台レースホース、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「魂を揺さぶる様な。そんな走りに期待して」。

1着 ソウルスターリング(ルメール騎手)
「今日は落ち着いて走ってくれました。ストライドが大きい馬なので、札幌よりも東京の方が合っていますね。今日もゲート前でテンションが上がったり幼い面があるので、その辺りが成長してくれば更に良いと思います」

2着 ペルシアンナイト(川田騎手)
「今日は2回目の競馬の分か、前半は少し行きたがりましたが、今後のためにもガマンをさせて運びました。勝ち馬の後ろから運んで捕まえようと思っていましたが、相手が強かったですね。この馬もまだまだ強くなりそうです」

3着 エトルディーニュ(田辺騎手)
「体が動くようになってきて、気持ちも乗ってきましたね。これならマイルから1800くらいが良さそうです」

4着 キャナルストリート(柴山騎手)
「前半は少しかかりそうな感じもありましたが、途中から動く馬がいてペースが流れてくれたことで落ち着いて走れました。良い手応えでもっと伸びるかと思いましたが、最後は思ったより伸び切れませんでした」

5着 ルートディレクトリ(丸田騎手)
「あまり出していくとかかりそうな感じもありましたし、出たなりで運びました。良い感じでしたが、途中から動く馬がいて、前が離れて射程圏に入れられなかったことが誤算でした。それでも最後まで脚を使っていますし、気持ちが前向きになっていたことは良かったと思います」

アイビーSの結果・払戻金はコチラ⇒

  • ソウルスターリング
  • (牝2、美浦・藤沢和厩舎)
  • 父:Frankel
  • 母:スタセリタ
  • 母父:Monsun
  • 通算成績:2戦2勝
ソウルスターリング
ソウルスターリング

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