【スワンS】サトノアラジン迫力満点! ラスト1F11.5秒の切れで重賞V2へ

サトノアラジン

26日、スワンS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

春の安田記念4着以来の実戦となるサトノアラジン(牡5、栗東・池江寿厩舎)は、CWコースで助手が騎乗し、古馬1000万のダノンシーザーと併せ馬。0.4秒追走した相手を楽に捕らえると、そのまま一気に2馬身突き放してゴール。6F84.9-69.4-53.8-39.6秒、ラスト1Fは11.5秒と弾けるようなフットワークを見せた。

春の京王杯SCで悲願の重賞初制覇。続く安田記念は4着と敗れたが、一線級と互角に戦えるメドを立て、この秋はマイルCSと香港マイルでG1獲りを狙っている。池江泰寿調教師は「安田記念はなかなか競馬をさせてもらえなくて、力を出しきれず終わってしまいました。悔しくて、悔しくて仕方なかったですね。全能力を出せればG1勝てる馬なので、マイルCSと香港マイルは気分良く走らせたいなと思っています」と秋への思いを熱く語る。

「良い頃と比べてまだトモの入りがまだまだなので、使ってよくなると思って。この後のマイルCSと香港マイルに繋がるようなレースが出来ればと思っています」と、あくまで先を見据えた話しぶりだが、追い切りで見せた迫力満点の動きを見ると、ここをアッサリと通過してしまう可能性は十分ありそうだ。