【天皇賞(秋)】ラブリー府中2000はベストの条件 ルメール「乗るG1は全部勝ちたい」

ラブリーデイ

26日、天皇賞(秋)(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

京都大賞典3着からこのレースに挑む昨年の覇者・ラブリーデイ(牡6、栗東・池江寿厩舎)はC.ルを背にCWでの追い切り。半マイルから52.5-37.4-11.9秒をマークし、古馬1000万のアッシュゴールドを0.2秒追走し0.1秒先着した。終いルが気合を付けると相変わらずの素晴らしい瞬発力を見せ、連覇に向けて万全の仕上がりでレースを迎えることができそうだ。


追い切り後、C.ルメール騎手の一問一答は以下の通り。

●巻き返しに懸けるディフェンディングチャンピオン 最終追いは「めっちゃ速かった」

-:先週の菊花賞、おめでとうございます。

ルメール騎手:ありがとうございます。素晴らしかったです。

-:ルの騎乗も素晴らしかったと思うのですが?

ル:菊花賞は良いペースで、サトノダイヤモンドは道中リラックスしていました。最後は強かった。簡単に勝ってくれました。

-:そういった意味では、いい流れで今週の競馬に臨めるのではないですか?

ル:そうですね、レースが終わった後は馬主さんや調教師さん、みんな喜んでいました。私にとっても初めてのクラシックで、すごく嬉しいです。

-:今週もラブリーデイというディフェンディングチャンピオンに騎乗されますが、どんな気持ちで乗られますか?

ル:楽しみです。去年、勝っていますから、今年もチャンスがあると思います。馬の状態がとても良いです。今朝の追い切りも直線でメッチャ速かった。この間は距離がちょっと長かったけど、頑張ってくれました。メンバーもキタサンブラックがいて、向こうは2400mでは一番強い馬ですから、3着でしたけど今度は2000mというちょうど良い距離で、自信はあります。

ルメール

-:今日の追い切りは併せ馬となりましたが、どのような手応えだったのでしょうか?

ル:併せて、最後ハナにたった後もしっかりとリズムを維持していました。良い瞬発力を使いましたね。距離は4Fくらいでちょっと短かったですが、休み明けで一度レースを使って、コンディションもちょうど良いですから、今日はこのくらいの走りで良かったと思います。

-:馬のコンディション自体、京都大賞典から上回っていると言って良いのでしょうか?

ル:良くなっていると思います。前走時も池江寿先生と厩舎のスタッフの方が良い仕事をしてくれましたから、今週もラブリーデイは良い調子です。

-:先程2000mが良いというお話がありましたが、東京コースという条件はどうでしょう?

ル:去年このレースを勝ったから、競馬場もわかっているだろうし、直線が長いのも良いですね。問題ないです。

-:天皇賞のレースイメージはもうルの中で出来上がっているのでしょうか?

ル:天皇賞は日本でも大切なビッグレースで、良くプレース(欧州での複勝式馬券。馬券に絡むことの意)しましたが、2着3着でまだ勝てていないので、もちろん勝ちたいです。

-:今日も雨が残っているような天気ですが、当日、どんな馬場を希望しますか?

ル:まだ柔らかい馬場でどのような走りをするのかわからないので、良馬場が欲しいですね。

-:ルにとっても菊花賞、天皇賞とG1の連勝が懸かりますが、天皇賞に向けての思いを聞かせてください。

ル:乗るG1は全部勝ちたいですが、今回は本当に良い馬、人気馬に乗りますから、100%のコンディションで頑張ってくれると思います。いつも勝ちたいです(笑)。