【天皇賞(秋)】枠順確定 エイシンヒカリは1枠1番 モーリスは5枠8番!

エイシンヒカリ

国内G1初制覇を狙うエイシンヒカリは1枠1番!

10月30日(日)、4回東京9日目11Rに行われる 第154回天皇賞(秋)(3歳以上 国際 指定 定量 芝2000m)の枠順が確定した。

今年5月のイスパーン賞を圧勝し、ワールドサラブレッドランキングで世界一の129ポンドを獲得したエイシンヒカリ(牡5、栗東・坂口則厩舎)は最内1枠1番からのスタート。これが今季国内最初のレースだが、ここと暮れの香港Cを使って引退の予定となっているため、現役最後の国内戦となる。海外では2つのG1タイトルを獲得しているが、日本のG1は未勝利。最後のチャンスを生かし、日本の競馬ファンに稀代の逃げ脚を見せつけることができるか。

アジアのトップマイラー・モーリス(牡5、美浦・堀厩舎)は5枠8番に入った。安田記念、札幌記念をともに2着と敗れ、ここ2走は期待を裏切る競馬が続いているものの、今回の鞍上は昨秋のマイルCS、香港マイルで手綱を取り2戦2勝のR・ムーア騎手。世界トップクラスのジョッキーが騎乗して、果たして近2走からの変わり身はあるのか。最強コンビがどのような競馬を見せてくれるのか、鞍上の手腕も楽しみな1頭だ。

エプソムC、毎日王冠と重賞連勝中のルージュバック(牝4、美浦・大竹厩舎)は5枠9番にゲートイン。ともにメンバー最速の上がりで勝利しており、一時の不調から完全に脱した印象。充実した今なら名だたる牡馬G1馬相手でも好勝負できるはず。51年ぶりに牝馬できさらぎ賞を制し、クラシック最有力候補に挙げられながら未冠に終わった大器がいよいよ花開くか。

毎日王冠を回避し、ここ一本に照準を合わせてきたリアルスティール(牡4、栗東・矢作厩舎)は7枠12番。3月のドバイターフで悲願のG1初制覇を遂げ、凱旋レースとして挑んだ安田記念はまさかの11着と大敗。秋初戦の毎日王冠をパスし、調整方法を変えるなど試行錯誤しながらトレーニングを積んできた。左回りの2000mはベストと言って良い条件。初コンビのG1ハンター・M.デムーロ騎手を背に国内G1初制覇を狙う。

京都大賞典を3着し、ベストの距離で03年シンボリクリスエス以来史上2頭目の連覇を狙うラブリーデイ(牡6、栗東・池江寿厩舎)は大外8枠15番に入った。鞍上のC.ルメール騎手は先週の菊花賞で悲願の初クラシック制覇を達成、勢いに乗ってG1連勝となるか。

春、大阪杯ではキタサンブラックを下して勝利し、前走毎日王冠もクビ差2着のアンビシャス(牡4、栗東・音無厩舎)は2枠3番、今年の安田記念で3年ぶりのG1勝利を飾ったロゴタイプ(牡6、美浦・田中剛厩舎)は3枠5番、昨年のこのレースの2着馬ステファノス(牡5、栗東・藤原英厩舎)は8枠14番に入った。今回は15頭立てとフルゲート割れながら、G1馬が5頭出走する豪華メンバーが揃った一戦となった。果たして国内中距離路線のトップに立つのはどの馬か。

なお、天皇賞(秋)(G1)、並びに土曜日に行われるスワンS(G2)、アルテミスS(G3)はウインズ後楽園、ウインズ難波、ウインズ梅田の3箇所で前々日の金曜日から馬券発売を行う。発売時間は14時~19時となっている。レースの発走時刻は15時40分。枠順は以下のとおり。

枠-馬番 馬名 斤量

(性齢、所属、調教師、騎手)の順に表記

1-1 エイシンヒカリ 58
(牡5、栗東・坂口則、武豊)

2-2 クラレント 58
(牡7、栗東・橋口慎、内田博)

2-3 アンビシャス 58
(牡4、栗東・音無、横山典)

3-4 サトノクラウン 58
(牡4、美浦・堀、福永)

3-5 ロゴタイプ 58
(牡6、美浦・田中剛、田辺)

4-6 アドマイヤデウス 58
(牡5、栗東・橋田、岩田康)

4-7 サトノノブレス 58
(牡6、栗東・池江寿、A.シュタルケ)

5-8 モーリス 58
(牡5、美浦・堀、R.ムーア)

5-9 ルージュバック 56
(牝4、美浦・大竹、戸崎圭)

6-10 カムフィー 58
(牡7、美浦・池上和、蛯名)

6-11 ヒストリカル 58
(牡7、栗東・音無、田中勝)

7-12 リアルスティール 58
(牡4、栗東・矢作、M.デムーロ)

7-13 ヤマカツエース 58
(牡4、栗東・池添兼、池添)

8-14 ステファノス 58
(牡5、栗東・藤原英、川田)

8-15 ラブリーデイ 58
(牡6、栗東・池江寿、C.ルメール)

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。

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