【有馬記念】展開のカギを握るマルターズアポジー 「少し速くても自分のリズムで」

マルターズアポジー

21日、有馬記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、福島記念1着のマルターズアポジー(牡4、美浦・堀井厩舎)は、武士沢友治騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F66.2-51.0-37.1-12.6秒をマークした。

【武士沢友治騎手のコメント】
「今日の追い切りは、馬場の真ん中の走りやすいところを通りましたし時計も十分だと思います。前走と変わらず良い状態で仕上がっています。内枠が有利なのは確かですけど、もしスタートが少し遅れても、気性で行けるタイプなのでどの枠でも問題はないと思っています。これまで2番手以降のポジションで控えたことがありませんし、気性で行くタイプなので馬との折り合いがカギになると思います。スタンド前の歓声などでかからなければ良いですね。ペースが少し速くても自分のリズムで行ければ2000まではこなしていますし、距離に関しては折り合い次第だと思います」

前走、ステイヤーズS7着のサムソンズプライド(牡6、美浦・杉浦厩舎)は、杉浦宏昭調教師を背に南ポリトラックコースで追われ、5F65.0-49.6-35.6-11.9秒をマークした。

【杉浦宏昭調教師のコメント】
「前走は前が詰まってロスのある競馬になりましたが、そこからまた盛り返していますし内容は悪くなかったと思います。今朝の追い切りは自分で跨りましたが、動きは良かったです。夏場と比べてデキも毛ヅヤも良いですし、ここでも見せ場は作れると思っています」

サムソンズプライド

師を背に軽快な動きを見せたサムソンズプライド(奥)