【ヴィクトリアM】自在性が魅力スマートレイアー「どんなレースもできる」

スマートレイアー

10日、ヴィクトリアマイル(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、京都記念2着のスマートレイアー(牝7、栗東・大久龍厩舎)は、助手が跨がって古馬500万のダノンブライトを0.5秒追走。楽な手応えでパートナーを交わし去ると2馬身のリードでフィニッシュ。4F54.4-39.4-25.0-12.1秒を計時した。

加藤調教助手は「放牧明けになりますが、ここを目標に順調にこれました。先週にCウッドで速い追い切りをかけているので、今週は坂路で。オーバーワークにならないようにおしまいを伸ばしました。いい仕上がりで臨めると思います。このレースは4年連続での参戦。段々と脚質にも幅がでてどんなレースもできるようになっています。いい走りをしてもらいたいですね」とコメント。前走の京都記念ではマカヒキとの叩き合いを制して2着を確保。牡馬に揉まれた底力で悲願のG1タイトルを手にしたい。

前走、六甲S1着のアスカビレン(牝5、栗東・中尾秀厩舎)は、1年ぶりのコンビ復活となる池添謙一騎手が騎乗して坂路へ。単走で終いやや強めに追われるとグッとスピードを上げて4F52.4-37.7-24.7-12.4秒をマーク。馬体にも張りがあって好調をキープしている。

「先週は少しモタモタして見えたけど、けさはシャープに動いてたね。ジョッキーもいい感触を持ってくれていましたよ。去年ぐらいから精神面でも成長してきてるし、前走でも遅いペースに我慢がきいていました。G1で相手も強くなるけど、うちのも力をつけていますよ」と中尾秀正調教師。一昨年の秋華賞では勝ったミッキークイーンと0.3秒差。大一番に強い鞍上を背に、アッと驚く大逆転を狙う。

アスカビレン