ケイアイノーテックら 土曜阪神5Rトレセン直送トーク

●6月3日(土) 1回阪神1日目5R 2歳新馬(芝1600m)

2015年生まれによるJRA最初の新馬戦。一番星に名乗りを上げるのは2枠2番のケイアイノーテック(牡2、栗東・平田厩舎)。父は言わずとしれた大種牡馬。母ケイアイガーベラはプロキオンS、カペラSを勝ったオーナー期待の良血。

管理する平田修調教師は「ここまで速い調教も3本やってきたし、乗り込みは十分。先週にはジョッキーに跨ってもらって感触も掴んでもらってるしね」と手応えの程を語る。母はダートで活躍したが、バランス良く柔らかみのある馬体は芝適性の高さも感じとれる。手綱をとるのは福永祐一騎手

武豊騎手が手綱をとる5枠5番アメイジングセンス(牡2、栗東・角田厩舎)はハーツクライ産駒で今週の追い切りでは古馬を相手に追走先着を果たした。

「まだ体つきも幼いし、良くなる余地は残しているかな。でも、息遣い、フォームはいいからね。コントロールもきくし、追ってからの切れ味もあります」と角田晃一調教師。母は勝利の味を知ることなくターフを去っており、「母の分も」と力が入っている。

「トウショウドラフタ(G3勝ち)の半妹。背中も柔らかいし、脚さばきもいい。追ってからもしっかり反応できますしね。大物感のある馬ですよ」と高島調教助手が大きな期待を寄せるのは3枠3番のセドゥラマジー(牝2、栗東・吉田厩舎)。

祖母はエプソムCを勝ったサマンサトウショウ。近親に宝塚記念などG1を3勝したスイープトウショウがいる活気ある母系で、全体の攻め時計はさほど目立たないが、併せ馬では常に先着を果たし、最終追いではラスト1F11.8秒の切れも見せている。クラブの募集価格は2800万円。初戦は川田将雅騎手が騎乗する。

バイオレントブロー(牡2、栗東・佐々晶厩舎)は近親にビリーヴ、フィドゥーシア、ファリダットがいるバゴ産駒で、クラブでの募集価格は2000万円。先週はCW、今週は坂路で大きく先着を果たした。

佐々木晶三調教師も「先週のCウッドは6Fで1秒ぐらい後ろか追っかけて楽に先着してきたからね。素直な性格をしてるし、ゲートも速い部類。走ってくると思うよ」と攻めの良さに目を細める。8枠9番から鮫島克駿騎手を背にデビューする。