ビッグボスら 日曜阪神5Rトレセン直送トーク

●6月18日(日) 3回阪神6日目5R 2歳新馬(芝1600m)

厩舎所属の松若風馬騎手を背にデビューするビッグボス(牡2、栗東・音無厩舎)は、近親に同じ音無厩舎でオープン入りを果たしたクリーンがいるゴールドヘイロー産駒。先週、今週と坂路で力強い動きを見せている。

音無秀孝調教師は「少し上がり時計はかかったけど、今週は(坂路で)51秒台で動けましたからね。新馬とすれば水準以上の数字でしょう。いいものを持っていると思いますよ」と素質を評価。母のイツノヒカは3戦連続僅差で3着のあと、スーパー未勝利で無念の競走除外となってターフを去った。母に勝利の報告が出来るか注目される。

ダイワメジャー産駒のサナコ(牝2、栗東・中内田厩舎)は、2015年のセレクトセールにて2808万円で落札。姉に福島牝馬Sを勝ったスイートサルサがおり、オーナーにとっては初の所有馬になる。

中間は川田将雅騎手も手綱をとって軽快な動きを披露。片山調教助手は「走りが素軽く、いいスピードを感じます。調教ではコントロールも利いているし、仕掛けからの反応も上々。マイルの距離も問題ないと思う。初戦から楽しみです」と期待を寄せる。

コスモインザハート(牡2、栗東・西園厩舎)は、坂路での最終追い切りで4F52.6秒、ラスト1F12.5秒を叩き出したハーツクライ産駒。母はアメリカのG1・2着馬で昨年のセレクトセールにて1728万円で落札されている。

「先週はまだ物足りなく感じてたけど、今週は良かった。坂路で52秒6、最後も24秒台で上がってきてたから。芝向きで追って味がありそうですよ」と西園正都調教師の評価も日増しにアップ。デビュー戦は40歳の誕生日を迎える柴田未崎騎手が手綱をとる。

カクテルドレス(牝2、栗東・佐々晶厩舎)は、昨年の北海道サマーセールにて334.8万円で落札。最終追い切りでは荻野極騎手を背に、CWコースで6F80.2秒の好タイムをマークした。

佐々木晶三調教師は「素直で前向きな気性だし、ケイコも水準以上の動き。牝馬でもカイ食いがしっかりしてるのがいいね。いいとこあると思うよ」とニヤリ。昨年、数少ない初年度産駒が活躍したリーチザクラウン産駒で、どういった走りを見せるか楽しみだ。