【ローズS】雨歓迎ヤマカツグレース「力のいる馬場の方がいいかも」

13日、ローズS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、クイーンS9着のヤマカツグレース(牝3、栗東・池添兼厩舎)は、松山弘平騎手を手綱をとり、CWコースで終い軽く気合を付けると、6F83.3-67.0-52.1-38.1-12.0秒で一気にゴールを駆け抜けた。

先週も同じCWコースで6F80.1秒の好時計をマーク。池添兼雄調教師は「先週にしっかりやってあるし、けさはジョッキーを乗せて折り合いを重視で。いい状態で臨めそうだよ。前走は前は好位からいい感じで運べてたのに、最後でもうひとつ伸びきれなかった。古馬が相手でももう少しやれると思ってたんだけど、時計が速すぎたかな。力のいる馬場の方がいいかも」と同世代を相手に巻き返しへ気合十分。週末の下り坂の天気も歓迎のようだ。

500万、1000万を連勝中で勢いに乗るミリッサ(牝3、栗東・石坂厩舎)は、助手が跨がり、坂路で終い一杯に追われ、古馬500万のパーシーズベストを相手に4F52.5-38.5-25.1-12.6秒のタイムで2馬身先着。ひと息入れて馬体をフックラ見せているのも好感が持てる。

「攻め時計が速くなってもいいから、おしまいを追って欲しいという指示。最後はいい反応でしたね。前走の末脚をみたら阪神外回りコースは合うと思います。あとはこのメンバーに入っての力関係ですね」と井上調教助手。姉は昨年の覇者でオークス馬シンハライト。虎視眈々と姉妹制覇を狙っている。