【セントライト記念】終い鋭伸アルアイン「いいコンディションで使えそう」

インから鋭く先着を果たした皐月賞馬アルアイン

インから鋭く先着を果たした皐月賞馬アルアイン

14日、セントライト記念(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

皐月賞馬アルアイン(牡3、栗東・池江寿厩舎)は、C.ルメール騎手と初コンタクト。CWコースで古馬1000万のジークカイザーを0.7秒追走。スムーズな脚捌きで軽く気合を付けると最後はキッチリと半馬身先着。4F50.9-36.7-11.6秒でゴールを駆け抜けた。

この動きには鞍上も「馬なりの指示で。柔らかくて乗りやすいし、とてもいい気持ちでした」とニッコリ。前走のダービーは5着と敗れているが、勝ち馬からはわずか0.3秒差。「距離も大丈夫だと思います。皐月賞を勝った時の脚が速かったし、ダービーも頑張っていました。雨は分からないけど、いいコンディションで使えそうだし楽しみ」と信頼を寄せている。

前走、松前特別3着のスティッフェリオ(牡3、栗東・音無厩舎)は、北村友一騎手と共に坂路へ。終い重点といいながら、併せた古馬500万のアメリカンイナズマを全く問題にせず、4F51.9-37.3-24.7-12.5秒の好タイムでキビキビと登坂。先週の坂路では自己ベストをマークしており、状態面は申し分ない。

「先週にダンビュライトと併せ馬でしっかり追ったし、今週も坂路で51秒台。十分に仕上がっていますよ。2000mでも勝っているし、2200mでも対応できるでしょ。末脚を生かして、菊花賞の権利をとりたいね」と音無秀孝調教師の舌も滑らか。ステイゴールド産駒が得意とする舞台でもあり、その末脚は要注目だ。