【スプリンターズS】母娘制覇狙うフィドゥーシア「根っからのスプリンターという感じ」

フィドゥーシア

27日、スプリンターズS(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、セントウルS9着のフィドゥーシア(牝5、栗東・松元茂厩舎)は、CWコースで古馬500万のイナズママンボを0.5秒追走し、楽な手応えから軽く気合を付けられると、力強い脚捌きで6F86.1-68.4-53.0-38.7-11.9秒をマーク。3馬身先着を果たした。

初コンタクトをとった三浦皇成騎手は「けさは運動から乗らせてもらいました。追い切りはラストまでしっかり気合をつけて乗りました。いい馬だし、根っからのスプリンターという感じですね。前走のレースを見直しましたが、千直競馬のあとということもあって、戸惑いも見えたし、最後はやめてた感じ。そうならないように、うまく誘導してあげたい」と復帰後初のG1騎乗に意欲を見せる。母は2002年の勝ち馬ビリーヴ。母娘制覇なるかも注目だ。

前走、北九州記念1着で4連勝中のダイアナヘイロー(牝4、栗東・福島信厩舎)は、坂路で助手が跨がり、単走での最終調整。終いはビシッと追われて4F51.1-37.2-24.5-12.3秒の好タイムを叩き出した。

タイムを知るなり、福島信晴調教師は「輸送もあるし、けさは上がり重点の指示。それなのに51秒台で動いちゃった」と苦笑いを浮かべたが、すぐに「具合がいい証拠? そうだといいけどね。ま、無理に出した時計じゃないし、しっかりケアしていけば大丈夫だろ」とニヤリ。「金曜日に出発して土曜にスクーリング。小倉でも体が増えてたように違う環境でもカイ食いが落ちない馬だからね。しっかり疲れを抜いて、レースに臨みたい」と馬は初のG1挑戦だが、ベテラントレーナーは自然体だ。

ダイアナヘイロー