【AR共和国杯】97年以来3歳馬V!スワーヴリチャードが得意の東京で能力発揮!

スワーヴリチャード

11月5日(日)、5回東京2日目11Rで第55回アルゼンチン共和国杯(G2)(芝2500m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・スワーヴリチャード(牡3、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:30.0(良)。

2着には2馬身半差で7番人気・ソールインパクト(牡5、美浦・戸田厩舎)、3着には1馬身1/4差で3番人気・セダブリランテス(牡3、美浦・手塚厩舎)が続いて入線した。

何が何でも逃げたい馬はおらず、押し出されるようにマイネルサージュがハナに立ち、その直後にカレンミロティック、セダブリランテス、ハッピーモーメント、ソールインパクト、サラトガスピリット、スワーヴリチャードが先行集団を形成、そう差がなくシホウ、アルバート、レコンダイト、トウシンモンステラ、ヒットザターゲット、トルークマクト、プレストウィックが後方集団。少し離れてカムフィー、デニムアンドルビー。
直線を向くと、内のスワーヴリチャードが手応え良く前との差を詰めて、余裕を持って追い出す。外からはソールインパクトも渋太く脚を伸ばし、内からセダブリランテスも食い下がった。アルバートは斤量差が響いたのか3着まで届く勢いはなかった。

勝ったスワーヴリチャードは半兄に14年きさらぎ賞(G3)で2着のバンドワゴンがおり、14年当歳セレクトセールで1億6740万円で取り引きされている。17年の日本ダービーでレイデオロと3/4馬身差の2着があり、東京コースでは安定していて重賞4戦で2勝2着2回。3歳馬のアルゼンチン共和国杯勝利は97年タイキエルドラド以来となる。
馬主は株式会社NICKS、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

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1着 スワーヴリチャード(庄野靖志調教師)
「ゲートをうまく出たあたりは春当時とは違いますし、ロスなく脚をためられました。力強く馬群を割り、きょうは完勝でしたね。
古馬とは初対戦。ハンデも背負い、不安がなかったわけではありませんが、馬の力を信じていましたよ。プラス10キロの体重は想定通り。ハミをトライアビットに替えた効果があり、ジョッキーも稽古からコンタクトが獲れていました。緩さが解消し、き甲も抜け、馬は大人っぽくなっていますよ。まだまだ良くなるでしょう。
次走は決めていません。馬の様子を見てからになりますね。なんとかG1のタイトルを獲らせたいと思います」

  • スワーヴリチャード
  • (牡3、栗東・庄野厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:ピラミマ
  • 母父:Unbridled’s Song
  • 通算成績:7戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 17年アルゼンチン共和国杯(G2)
  • 17年共同通信杯(G3)

スワーヴリチャード
スワーヴリチャード

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