【武蔵野S】カフジテイク一気に加速「もともと使って良くなるタイプ」

8日、武蔵野S(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、南部杯4着のカフジテイク(牡5、栗東・湯窪厩舎)は、福永祐一騎手を背にCWコースを単走で追われて、6F86.5-69.7-53.8-39.1-12.1秒をマーク。ゆったりした入りから終い気合を入れられると鋭く反応。一気にゴールを駆け抜けた。

「今週はジョッキーに乗ってもらって、おしまいの反応を確かめてもらった。これで十分だよ。もともと使って良くなるタイプで上積みも見込める。広い東京コースは合うし、全力を発揮して欲しいね」と湯窪調教助手。このレースは昨年、最後方から上がり3F34.2秒の末脚で3着。悲願のG1Vへ向けて、今年は一気の差し切りが期待される。

前走、白山大賞典1着のインカンテーション(牡7、栗東・羽月厩舎)は、坂路で羽月友彦調教師自らが手綱をとって単走追い。終始楽な手応えでキビキビと登坂して4F53.3-39.0-25.7-12.9秒をマーク。中間も好ムードをキープしている。

「2週連続でしっかり攻めているので、今週は余裕残しでやりました。予定どおりのメニューをこなせたし、いい状態。マイルは一番、合っていると思いますしね」と師のトーンも高らか。7歳を迎えた今年は重賞2勝に加え、かしわ記念2着と充実期を迎えている。脚質にも幅があり、ベテランがレースのカギを握るかもしれない。