【ジャパンC】古馬と初対決のダービー馬レイデオロ「胸を借りて頑張ってもらいたい」

レイデオロ

ジャパンCに向けて追い切りを行うレイデオロ

22日、ジャパンC(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、神戸新聞杯を勝利した2017年のダービー馬レイデオロ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)は、C.ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F54.1-40.1-13.1秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「前走は休み明けでしたが、とても強い内容の競馬だったのでひと安心しました。関西圏への遠征でしたが馬が落ち着いていましたし、ゲートもいつになくスムーズに切れましたからね。その辺りが良かったと思います。

前走後は牧場に帰っていつものような調整をして、1ヶ月前くらいに帰厩しました。休み明けの前走のときより強い調教はしていませんし、馬は落ち着きがあって良い感じです。先週もやっていますし、今週の追い切り時計は速くはありませんが、追走もラクで穏やかに走れていたので安心しました。相手どうこうはともかく、この馬自身の体調は良さそうです。ジョッキーも先週の追い切りの時点でだいぶ良くなっていると話していましたし、今日の追い切り後も順調だと話していました。

これまでは3歳馬同士で競馬をしていましたが、古馬勢は何世代もいますしこの距離が得意な馬も何頭もいますからね。それでも斤量差もありますし、強い古馬の胸を借りて頑張ってもらいたいと思います。今まではスタートが上手ではありませんでしたが、前走くらいスタートを上手く出て同じように好位から競馬が出来ればいいと思っています」

【ルメール騎手のコメント】
「藤沢先生からの追い切りの指示は、好きに乗ってください、でした。3頭併せの1番後ろから行きましたが、直線でよく動いていました。最初からハミを取っていましたし、直線の反応も良かったです。フットワークと息がとても良かったです。追い切り後も全然疲れていませんでしたし、馬のコンディションは休み明けの前走と比べても更に良くなったと思います。

ダービーと神戸新聞杯は強かったですし、まだリミットが分からないので楽しみです。以前はテンションが少し高くてチャカチャカしていましたが、今は馬が大人になったと思いますしリラックスして追い切りの前もすごく静かです。だから大きなレースの前でもパワーをキープすることが出来ると思いますし、レースでももっと走れますね。古馬と初対戦になりますが、今は秋でこの馬も大人ですし体がトップコンディションになりました。古馬との対戦は初めてですけど、自信はあります。

キタサンブラックが1番強いですし、ライバルですね。出来ればキタサンブラックをマークしたいですが、ジャパンカップなので他にも例えばサトノクラウンやソウルスターリングなど強い馬がたくさんいますからね。楽しみですし、頑張りたいです。

前走はすごく良いスタートだったので良いポジションを取ることが出来ましたし、道中もリラックスして、そこからまた伸びました。レイデオロはポジションはどこでも取れますし、まだどんなレースをするかというイメージはありません。これまでも藤沢先生はレース前に作戦を話していませんし、今回も任せてくれると思います。今週はジャパンカップで日本で1番強いレースなので、皆さん、レースを見てください。たくさん強い馬がいますから、レイデオロを応援してください」