母は04年JCにも出走!ディープ産駒フィエールマンがクビ差で凌ぎ切る…東京新馬

フィエールマン

1月28日(日)、1回東京2日目5Rで3歳新馬(芝1800m)が行なわれ、石橋脩騎手騎乗の1番人気・フィエールマン(牡3、美浦・手塚厩舎)が優勝。スタートはひと息ながら仕掛けて先行集団の外目を確保。3コーナーでは2番手まで押し上げて、折り合いも付き手応えは抜群。直線では鞍上が外を見ながら、軽く追っ付けながら先頭に立ち、坂を上がった辺りでムチが入ると、内から伸びてきた2着馬、3着馬の猛追を僅差ながらも封じ切った。序盤の強気のポジション取りがカギになったと思える一戦だった。勝ちタイムは1:51.3(良)。

2着にはクビ差で4番人気・サンライズシェル(牝3、美浦・国枝厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・パストゥレイユ(牝3、美浦・田中剛厩舎)が続いて入線した。

勝ったフィエールマンの母リュヌドールはイタリアのリディアテシオ賞(G1)を勝利し、フランスのG2も2勝、ゼンノロブロイが制した04年のジャパンC(G1)にも出走し7着という戦歴もある。日本で走った産駒では同じ手塚厩舎で半姉のルヴォワールが新馬→ミモザ賞(500万下)を連勝している。馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「気高く、勇ましく(音楽用語)」。

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1着 フィエールマン(石橋脩騎手)
「調教に跨った時点で、能力を秘めていると感じていました。返し馬から誘導して、うまくゲートを出したかったのですが、スタートはひと息でしたね。1800mの外枠で厳しい条件。それでも、一戦一戦が大切ですから、ペースが遅くなると見て、かちにいく競馬をしました。出していっても賢く、上手にこなせましたよ。直線も、他馬が来るだけ走ってくれた。まだまだ奥があります」

2着 サンライズシェル(C.ルメール騎手)
「いいポジションでリラックス。最後もよく伸びている。最後まで余力があり、距離はこのくらいがいい」

3着 パストゥレイユ(江田照騎手)
「初戦としては上々の内容。坂を上がって、もうひと伸びしてくれた。この先が楽しみだね」

4着 パンコミード(田辺騎手)
「遅い流れになってしまいましたが、いい脚を使っています。すぐにチャンスがあると思います」

7着 イルーシヴゴールド(蛯名騎手)
「ずっと外へ逃げ気味だった。ゆっくり運べたら違ったと思うけど、寄られてリズムが途切れたね。素質はあり、これからしっかりしてくれば」

  • フィエールマン
  • (牡3、美浦・手塚厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:リュヌドール
  • 母父:Green Tune

フィエールマン
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