【オーシャンS】キングハート重賞初勝利!高松宮記念の優先出走権を獲得

キングハート

3月3日(土)、2回中山3日目11Rで第13回夕刊フジオーシャンS(G3)(芝1200m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の10番人気・キングハート(牡5、美浦・星野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.3(良)。

2着にはアタマ差で2番人気・ナックビーナス(牝5、美浦・杉浦厩舎)、3着には半馬身差で1番人気・ダイメイフジ(牡4、栗東・森田厩舎)が続いて入線した。

スタート直後からビッシリと追われたネロがハナに立つ。2番手にレーヌミノルとラインスピリットが並び、アルティマブラッド、ビップライブリー、キングハートが続く。この後ろにラインミーティア、ジューヌエコール、ナックビーナス、リエノテソーロ、ロードクエスト、ダイメイフジと中団に並ぶ。後方にはブレイズアトレイル、スノードラゴン、やや離れてエポワスとフミノムーンまで。
速いペースで流れてネロが先頭のまま直線へ。先行勢の外からスッと反応したキングハートがこれを猛追、その後方外からナックビーナス、大外からダイメイフジも追い込む。ゴール直前でキングハートが抜け出し、内のネロ、外のナックビーナス、ダイメイフジが並んでゴールイン。

勝ったキングハートは古馬になってから初の重賞挑戦となった17年函館スプリントS(G3)でいきなり2着と好走。以降は重賞の壁を感じる成績が続いていたが、久々にコンビを組んだ北村宏司騎手とのコンビで混戦を抜け出し重賞初勝利。勝ち馬に与えられる高松宮記念(G1)の優先出走権を獲得した。馬主は増田陽一氏、生産者は新冠町の奥山博氏。馬名の意味由来は「王+母名の一部」。

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1着 キングハート(北村宏騎手)
「相手なりに走れる馬なので期待していましたし、勝てて良かったです。スタートも決まってラクに追走できていましたし、こういうスムーズな競馬が出来ればいいなと思っていました。ちょっとズルいところがあるので、そういう面を出さないように併せていきました。上手くいきましたね。今後も無事にいってくれればいいなと思います」

(星野調教師)
「なかなか重賞が獲れませんでしたが、よく勝ってくれました。これでやっと本当のオープン馬になった感じがします。これからも大事に使っていきたいです。次もオーナーと話しながら決めていきたいです」

2着 ナックビーナス(横山典騎手)
「良いところを見せてくれましたし、よく頑張っています」

3着 ダイメイフジ(M.デムーロ騎手)
「ゴチャゴチャしてしまって、馬が可哀想でした。勝つ力がありますし、もったいなかったです」

4着 ネロ(ミナリク騎手)
「人生で乗った馬のなかで1番スタートが速い馬です。非常に速いスタートで先頭に立って、リズム良く走れました。最後は差されましたが、馬はよく走ってくれました」

5着 ビップライブリー(戸崎圭騎手)
「直線でも来れそうな感じはありましたけどね。良いフットワークで走れていました」

7着 ロードクエスト(三浦騎手)
「外枠でしたが、この馬なりに競馬は出来ました。もうひとつ噛み合いませんね」

8着 ラインスピリット(森一騎手)
「スタートを出て道中で上手く脚は溜まりましたが、直線に向いてからの手応えがもうひとつでした。進路はあいていましたが、スペースに入っていけませんでした。平坦の方が良いタイプかもしれません」

9着 フミノムーン(国分優騎手)
「今日は馬が妙に落ち着いていました。年齢を重ねた良さかもしれませんが、逆にハミを噛むところがありませんでした。前が有利な展開でしたが、終いは脚を使える馬ですし何とか賞金加算をしたかったです」

  • キングハート
  • (牡5、美浦・星野厩舎)
  • 父:オレハマッテルゼ
  • 母:ラブハート
  • 母父:マイネルラヴ
  • 通算成績:24戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 18年オーシャンS(G3)

キングハート
キングハート

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